「仕事にはスピードが最重要」と言う指示に畏怖をオボエル件【仕事が早くなるために必要な事】
お疲れ様です。
ブラ男です。
誰だってスピードアップしたいですよね。
ブラック企業に勤務していると、スピードを求められる事が多々ある。
勿論スピードが仕事において重要だってのはよくわかるんだけど。
どうにも僕はそれだけを求める事に違和感を感じます。
こんな想いを持っている方にご覧頂きたい
- 上司がスピード感スピード感って言ってくるけどよくわからない・・・
- ハイスピードといいながら長時間労働している会社に入社してしまった・・・
- 仕事のスピードが速い人って何が違うんだろう。
そういった疑問を持っている人に是非ご覧頂きたい。
僕は、スピード感が全てではないと思う。(勿論スピードは最重要。)
行っている仕事が確かなものの場合、仕事が遅くても大して問題にならない事がある。
やはりやっている事が「たしかな」事であるかが非常に重要。
ただハイスピードでやれ!ただ量産しろ!という風潮に非常に恐怖を覚えています。
僕の感じている事をひたすらに垂れ流してもしょうがないので、体験談や仕事が早い人の特徴も記載しておきます。
是非ご覧あれ。
スピードがおせえんだよって上司に言われて凹んでいる社畜に向けてこの記事は書かれています。
「仕事のスピードが遅いんだよ!」というセリフを聞く会社は危険信号。
ブラック企業にいるとよく聞くセリフ。
仕事が遅いんだよ!もっとスピードアップしろよ!さっさとやれ!
耳タコなんだけど・・・。
そういう職場ってマジで雰囲気悪くて、毎日終電で「これ以上どうやってスピードアップするんや・・」
という状態だったりする。
スピードアップを求めてくる上司に限って、外注禁止、社内リソース使用禁止。長時間労働全然オッケーだったりする。
スピードアップをひたすら求めてくる職場で、上司が求めている事3選
- 長時間労働の促進
- YESマンの量産
- 部下を追い詰める事で安心感を得る(上司にもどうしたらいいかわからない)
スピードアップしろ!って言ってくる上司は、大抵上記のどれかの状態だったりする。
現状終電?なら徹夜すればできるじゃん。
現状定時退社?じゃあ残業すればできるじゃん。
そういう上司がもしコレを読んでいたら申し訳ないけど、辞めた方がいい。(反吐が出るの意)
スピードアップって抽象的な罵倒になり得るし、パワハラの第一歩にすら思う。
誤解されたくないから何回でも言うけれど、スピードを捨てろってわけじゃない。
じゃあ労働者としては何が重要なのか。
労働者だけじゃなくてフリーランスでも同じかもしれないけど。
次項。
仕事のスピードも重要だけど、結局は質(行った仕事の価値)
スピードも重要。
スピードを重視する上司が多いのも少し頷けます。
ハイスピードほど今の世の中大成する条件はない。
ハイスピードはもはや前提なのかもしれない。
実は僕、それほどスピードを肯定「は」している。
でも、スピード論に身を投じる前に、絶対に忘れちゃいけないのが下記。
やった仕事の価値は?(質)
どうかこれを見てくれている読者の方々にはスピードに踊らされないように気を付けてほしい。
ハイスピードでもゴミのような仕事を量産していては意味がない。
それで褒められるのがブラック企業なんだけど、絶対に悦を感じてはいけない。
結局は、質が重要。(行った仕事の価値)
正直、成果やソリューションがしっかりあれば、スピードなんて慣れたらついてくるってハナシ。
成果が出るってわかっていれば、更にウハウハの下記が行われる。
増員して成果のスピードアップを会社側が図ってくる。
成果を出すために会社は存続していて、毎年毎年成果アップを求められるのが営利団体。
マトモな会社であれば、成果がでる事に対して人員投下しないなんてオカシ過ぎる話し。
もし、成果が出ているのに増員がなければ、一度非営利団体か疑った方が良い。(すみません)
ここで注意しなければいけないのは下記。
どんなに成果が出ていても、差別化できないような仕事の場合結局はスピードが重視されるって事。
どんなに自分が成果を出した!と思っていても発注者が「誰が行っても一緒」の認識では結局はスピードが重視される事になる。
目的に対して大きな成果を出しているか。
といった事がやはり重要になってくる。
結局転職活動で何かを話すのはスピードじゃない。
上記。
ハイスピードに仕事してました!なんて転職活動はそれじゃ通らない。
少し逸れて次項。
「仕事のスピード早くしてました!」なんて転職活動、結局通らないハナシ。
転職活動の面接で、仕事スピード早くやってました!
上司にハイスピードだって褒められました!
なんて目の下にクマ作りながら話しても絶対に通用しないってハナシ。
面接後、涙を流してオフィスビルの狭間で膝から崩れ落ちてももう遅い。
あなたの仕事には全く社会的な意味がなかったんだと気づいても遅いのだ。
(僕にもその経験があるからハッキリ言える。)
絶対に招いてはいけない未来。
悲しきかな、面接では下記を聞かれる。
成果と経験。(質)
どれくらいのスピードでやってましたか?なんてほとんど聞かれない。
とにかく上記2点。
面白いように成果と経験。
ココを聞かれる。
スピードなんてまず聞かれない。
なんでだろうか、抽象的だからである。
仮に社内で190時間かかって行っていた事を100時間で行う事が出来ました!
なんて話したとしても、インパクトは低いのだ。(厳しい言い方をして本当に申し訳ない。)
スピードアップで評価はされるかもしれない、でも内定の決定事項にはならないのだ。
それは前職で行った事。
もっと言うと、前職だから行えたかもしれない事なのだ。
そもそも転職先はそんな190時間もかかって行う仕事、ないのかもしれないし、そうなる前に人員投下がされる会社かもしれない。
ちなみに・・
ブラック企業社員がホワイト企業で使い物にならない点はここなのかも・・・。
ブラック企業戦術は持っていても、整っている環境になると質を問われるからめっぽう弱かったりする。
スピードなんて、ツッコミ易い部分を上司がツッコんでるだけ。
そこに踊らされては道が途絶える。
話しを戻して次項。
仕事のスピードはあくまでも「結果」それを実現するプロセスが重要。
仕事のスピードなんて「結果」でしかない。
僕は、それを実現するプロセスが重要だと思う。
下記。
ハイスピードを実現するプロセスとは
- 欲しい情報が整理された状態
- 不明点の具体的な質問先がある事。
- 集中できる環境。(ダブルバインドがないetc...)
非常にシンプル。
整理された状態っていうのは明快。
アレ、どこやったっけな・・・という時間が一番勿体ない。
日々、欲しい情報がスグ手に入るよう整理されているか。
デスクトップ上にあるファイルを認識できているか。
日々コツコツと未来の準備が出来ているか。につきる。
+++
不明点が具体的に聞ける先があるっていうのも非常に重要である。
うーんわからないなあ。と悩んでいる事に時間を使っている事がもったいない。
わからなかったらスグに聞く。
悩んで答えが出ているのであればそもそも悩まない。(言葉遊びでなく、ホントに。)
悩む時間って言うのは本当にもったいない。
集中できる環境って言うのは、ダブルバインドに極力遭遇しない事。
って言っても難しいから、ダブルバインドさえも攻略した方がいい。
できない上司に合わせて悩む必要はない。
サクサクやっていこう。
+++
ハイスピードを実現するプロセスって、裏を返せば下記。
仕事が遅くなる3つの要因
- 情報を探す時間が多い
- 不明点に悩む時間が多い
- そもそも集中できない
なかなか難しいけど、でも事実。
さて、次はもう少し前向きなハナシ。
次項。
仕事のスピードが早い人の特徴
スピードじゃなくて、何をやるかの成果が重要だってハナシだけど、仕事が早い人の特徴を一応上げておく。
仕事が早い人の特徴、この場合は言い換えると下記。
ブラック企業でも長時間働いていなく、周囲に惑わされずにスルスルと勤務していくタイプ。
圧倒的な結論。
下記。
業務設計が恐ろしく早い。
言い換えると下記。
何をやればいいのかを定義するのが爆速。
どうやって定義するのか。
これまたシンプル、下記。
指示者とのコミュニケーションで紐解く。
これが最重要。
何を相手が求めているのか、資料提出であればどんな資料を提出すればいいのかを固めるまで会話を終わらせない。
●●ですか?▼▼ですか?と提案スピードが速い。
決して曖昧な理解で仕事を受けない。
ブラック企業で孤高にモクモクと仕事をしている人を見つけたら、その人は絶対に仕事が出来る。
アナタの活路となるかもしれない。
数々のブラック企業からのハメ技で少し性格は歪んでいる可能性があるが、その人は悪くない。
是非見習う事をオススメします。
ブラック企業の上司ってコワモテ演じてる事が多いから結構質問がしにくい。
でも、そんなことは関係ない。
どうせ不明なまま仕事を受けて、遅滞すると怒られるのだから、聞いてしまおう。
多少質問して怒り狂うようなら上司の人間性がマズイ。
「スピードが重要だ!遅いんだよオマエラ!」という上司ほど、未体験ゾーンは亀のような進捗の件
仕事がオセーんだよ!って言われて凹んでいるアナタに朗報。
そういう上司に限って、未体験ゾーンの仕事は亀のような進捗。(マジで)
永遠に温める。
悲しきかな、上司になっているとよほど優秀な役員が上にいない限り仕事を指摘する人がブラック企業にはいない。
結果、仕事を温める。(上司、その仕事温めすぎて腐ってるよ)
デスクから異臭がしようが何しようが関係ない。
何故そうなるのか。
嘲笑の下記。
スピードしか突っ込んでこない上司は、それしか言えないから。
面白い事に、スピードが遅い事に関して突っ込んでくる上司は何故スピードが遅いのか、というギモンを持たない。
僕の10年というブラック企業人生で0名だ。
逆に、スピードでなくパフォーマンスで見る上司は、どうすればハイパフォーマンスになるのかを議論するためスピードを突っ込まれる事はあまりない。(納期はモチロンある。)
スピードアップしろ!って上司は、大抵成果を高める事から目を背けている。
スピードは重要。
でもそれ以上に重要な事がある。
ソコの上司、鼻で笑うな。
キミ、キミの事だよ。
次項。
未体験ゾーンは亀のように仕事のスピードが遅くなる上司をバチボコつついた体験談。
僕のとある経験。
僕がとある企業の営業職をしていた時、成果は言わずもがな売り上げの拡大。
当時の上司、口癖だった、「早く仕事をしろ!」「スピードは質を凌駕する!」みたいな。
当時勤務していた会社で、業界に法改正があった。
その法改正を利用すれば何もしないでも売り上げが上がる状態に気づいた僕。
僕は怠惰な性格で、何もしないで売上作りたいなって常に思っているタイプ。
法改正の概要と周辺の法律知識、業界動向だけ追っておき、あとは流れに身を任せる僕。
各社が法改正で阿鼻驚嘆する中、ブラック企業で適当に働いていた僕にとってはその状態はまさに眉唾。
さて、そんな中、とある企業から打診があった。
まさに網を張っていたドンピシャで、何もしないでも法改正のキモを知っていればYESの返事ひとつで売上が上がる話し。
ソッコー上司に下記確認のため連絡。
- 案件概要(現場の状況から問い合わせ背景までの詳細)
- 法律の概要
- 問い合わせ顧客情報
- YESとジャッジした時の予想売上
- YESとジャッジした時のリスク(一般的で軽微なものだった)
すると上司、幻滅の下記。
「こ、これは僕じゃジャッジできないから確認していいかな。」
なんという。
スピードが大事なんだろう、上司。
成果はそこまで来ている。
っていうかむしろ顧客が成果を差し出してくれているのだ。
僥倖。(既存業者では法改正に対応できないからヒマそうでなんとなくなんとかしてくれそうなブラ男に問い合わせてくれている状態。)
ヒマそうでもなんでも、なんとかしてくれそうだってイメージを植え付けたのはこの僕だ。(は、、背景は関係ないんだからね)
上司のその解答に憤慨した僕は、笑顔で下記を聞いてみた。
- YESの権限があるのは知っている、何を確認するのか
- いつまでに回答できるのか
- 誰に確認するのか。
- 今してほしい。
すると上司、幻滅を通り越して恐ろしい下記。
「いつになるかはわからない。来月?再来月かも。」
仕事はスピードなんだろ・・。マッハでやるから質を凌駕できるんだろ・・・。
アナタいつも言っていたじゃないか・・・。
何を弱腰になっているのか聞いても明確な回答をもらえない。
が、しかし、ひとつ上司がポロリした事が下記。
「ちょ、ちょっとその法律よくわからなくて・・・」
まいった。コイツ法律の勉強今からするつもりだ。
そして、あわよくば返答を伸ばして失注を狙ってやがる・・・。
(返事に時間を要して失注させるっていうブラック企業上司の下等テクニック。)
「ブラ男くん、御社動き遅いから他社に任せたよ。」
という顧客の一言を待ってやがるのだ。
そう思った僕は、上司下りちまえといった一言を飲み込みつつ、一旦は引き下がった。
ただ引き下がったのではない。
僕がしたのは下記。
- 顧客へ返答のデッドラインを聞いた。
- 顧客に今の状態を話した。(上司で止まっちゃったごめんそれ出来ないかも。)
日頃のブラックさに同情してくれている顧客。(お客様は神様なのかもしれない)
僕のやる気に上司がついてこねえと言ったら笑っていた。
日々日頃お客様と関係を気づいておくことは大事。
ちなみに、ブラックジョークが通じるお客様は僕はタダで受注しても離さない。(ゴメン、タダは嘘だわ。)
そんなお客様、下記メールをくれた。
- デッドラインの提示。
- 顧客の法改正認識(弊社にリスクがないエビデンス)
- 是非弊社に行って欲しいという依頼と言う名の褒詞(マジ神)
お客様が上司に言っているのだ。
レベル低いでちゅね〜上司。
怖がりさんでちゅね~。
現場のデビデンスないとジャッジできないんでちゅか?
一見紳士的なそのメールには上記の含蓄があると多分に感じるほど丁寧だった。
顧客は知っているのだ、何を言うかじゃない。誰が言うかが重要なんだと。
さらにそのメールを上司へ。
また、これ以上確認する事があるなら確認事項を教えてほしいと話を添えた。
それでも固まる上司。
壊れたPCのようにマウスポインタがクルクル回っているような感じさえ想起させた。
意味がわからないものをジャッジする恐怖。
その上司の恐怖はわかる。
だが、日頃からスピードが大事と言っていた発言然り。
活動をブーストさせるための、法改正の学びをサボッていたのは上司なのだ。
自業自得というワケだ。
メール転送時、具体的なレスが1日なければ上司に連絡くるってよ。
と僕が言うや否や。
上司は上司の上司(その名も役員)に確認をとり出した。(そんなもん自分でジャッジしろよと言われていたのは言うまでもない。)
結果OKだったので(だから僕が最初から言っとるやん)受注する事になった。
かくして何もせず、いや、多少社内外調整はしたものの売上をゲットした僕。
今日もテラス席のある喫茶店に足を運ぶのだった。(それは多分ダメ。)
このケースから見る、仕事が遅い上司の原因と失ったものとは。
<原因>
- スピードアップの準備を怠った(法改正と言う事実に対しての想像力欠如/学びをサボッていた)
- 案件から逃げた(保留状態)
- 日々スピードが重要である!というセリフのブーメラン。
<失ったもの>
- ブラ男からの信頼(コイツの発言軽すぎワロタ)
- 役員からの信頼(そんくらいジャッジしろや・・・)
- 顧客からの信頼(ビビり過ぎ無知ワロタ・・・)
この失ったものは、相当努力しないと取り返せないのが非常に怖い。
ゴミのような仕事をスピード感持って量産するなら、揶揄されても長所をトコトン伸ばした方が良いハナシ。
さて、スピードよりも成果が重要だと言ったけれど。(あくまでもスピードは手段。)
じゃあ具体的にどのように仕事をすればいいのか、というのが本項。
他社員に揶揄されていても自分が伸ばしたい要素や仕事を目いっぱいした方が良い。
指示に背くなというワケではない。
やりたい仕事しかするなってワケでもない。
改めて下記。
ハイスピードで仕事しろ!ってだけの指示はやはり怖い。
非常に怖い。(何も残らない。)
ハイスピードを実現するために調整に動いてくれる上司は神だから、従った方がいい。
仕事はハイスピードでできた方が良いけれど、スピードよりももっとアナタにとって重要なものがある。
繰り返しになってごめん下記。
成果と経験
スピードなんてできてからソリューションしていけばいい。
まずは、上質な成果を出す事。
成果を出すためにスピードが必要だと思うならやればいいだけの話し。
やっぱりハイスピードの指示だけ落ちてくる職場は怖い。
世の中には目的達成しなくてもいいからハイスピードでやれって言ってくる上司もいるぞ(まとめ)
ここまで読んでくれてありがとう。
少し本論が迂回してしまってごめんなさい。
まとめます。
こんな想いを持っている方にご覧頂きたい
- 上司がスピードスピードって言ってくるけどよくわからない・・・
- ハイスピードといいながら長時間労働している会社に入社してしまった・・・
- 仕事のスピードが速い人って何が違うんだろう。
スピードアップを説いてくる上司が求めている事3選
- 長時間労働の促進
- YESマンの量産
- 部下を追い詰める事で安心感を得る(上司にもどうしたらいいかわからない)
スピードよりも重要な事って何?
やった仕事の価値
なんで?
アナタの身に残るものは成果体験と経験。
じゃあ何を意識して仕事したらいいの?
他社員に揶揄されていても自分が伸ばしたい要素や仕事を目いっぱいした方が良い。
ちなみに・・・下記は本記事のオマケ。
仕事が遅くなる3つの要因
- 情報を探す時間が多い
- 不明点に悩む時間が多い
- そもそも集中できない
ハイスピードを実現するプロセスとは
- 欲しい情報が整理された状態
- 不明点の具体的な質問先がある事。(作る事)
- 集中できる環境。(ダブルバインドがないetc...)
★ダブルバインドについては右記参照:僕の経験したダブルバインドとその対策
仕事が早い人の特徴
業務設計が恐ろしく早い。
→業務の定義が早い(何をすればいいのかが不明な状態で仕事を受けない)
→コミュニケーションで紐解いている模様。
こんなところ。
仕事のスピード、重要なものだけど、その分成果がないがしろになっている事を多々感じる。
というか、成果なんていいからスピードだけ追えって指示を結構聞くんですよね・・・。
僕は違うと思うんです。
そんな記事でした。
読了アザス。
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尚、動画で触れるブラ男は下記。
ペットを愛でる距離感でご覧ください。