「仕事が引継ぎばかり・・・」人が辞め続ける会社で起きている負の連鎖
こんにちは。ブラ男です。
ブラック企業は常に人不足。
いつも求人出しているイメージありますよね。
辞めるから人不足なわけですが、そもそもなぜ辞めるんでしょうか。
僕の以前勤めていた会社では、毎月誰かしら辞めていくような感覚で、残っている人たちは思考停止している人達ばかり・・・。
さらには、毎月引継ぎがあり、自分は辞めていく人たちのために存在しているのでは・・・といった状態でした。
働く人の問題もあるかと思うのですが、会社側の問題が大きいのでは・・・?
と感じ、辞めていく会社の共通点を今回ご説明していきます。
結論は下記ですが、間違いなく負の連鎖にハマッてしまっていると感じます。
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1ハロワで無料採用
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2教育せずに現場作業
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3何もわからずに作業開始で疲弊
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4離職
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5ハロワで無料採用
明らかに「無料」と「未教育」が原因ですね。
経験者であれば知識教育などは最低限で済みますが、誰しもが能動的に情報を追えるわけではありませんからね。
僕の経験談を踏まえて書いていこうと思います。
立ち回り方も書いていますので、是非参考にして下さいね。
ブラック企業は社員教育が苦手
人を教育すれば昨日できなかった事が今日できるようになり、今日できるようになった事が明日さらに進化します。
ですが、ブラック企業の場合は、自分が教育された事がないため方法がわからないんですね。
「仕事は退屈で辛いもの」という認識が経営者にあり、社員の育成を試みる事に対して抵抗がある場合があります。
とりあえず仕事をさせて合えば継続。
合わなければパワハラで退職に追い込む。
こんな短期的な考えを持っている経営者が多い気がします。
経験談
僕がいた会社では、社長がとにかく指導が嫌いでした。
指導のためのミーティングとかは一切NGです。
業務伝達の打ち合わせをしていると役員に告げ口されてしまい、社長から電話がかかってきます。
また、そんなに長時間打ち合わせをしているのになんで何もインプットできていないんだ!と揚げ足をとり出し、社長直々に部下を追い詰める事で打ち合わせの機会現象に努めていたように感じます。
打ち合わせなんぞしている時間があれば営業してこいといった感じ。
現場に入れれば勝手に人は育つ。と言われた時は背筋が凍りましたね。
社会人未経験の新人に、早く独り立ちしろとか、改善策のレポートを出せとか言っているのを見た時は目頭が熱くなりました。
「独り立ち」の状態ってよくわかりませんよね。
誰だってわからない事はわかりません。
人を教える事ができないから、ゴールに対してどのくらい成長しているのかが社員が見えにくいですね。
社員教育の概念がないのもまたブラック企業ならでは
そもそも教育する方法がわからないのではなく、概念が存在しない場合があります。
下記のような感じです。
・アルバイトでも可能な仕事
・社員を時間給で認識しており、安く使い倒すしか考えていない。
(正社員であれば労働基準法を破っても訴えてこないだろうという考え。)
恐ろしいですね。
アルバイトでもできる仕事というのは結構どの企業にもあてはまると思いますが、そういった場合、正社員をおくメリットというのはやはり「逃げられない」からですね。
転職による職歴に傷がついてしまうという恐怖心理をうまい具合に利用されています。
ですが、結局はマンパワーなので、正社員1人使い倒すよりもアルバイト2名雇った方が格段に効率が良い場合があります。
成長を促してはきますが真意ではなく、長時間労働の意味付けをしているに過ぎません。
経験談
僕の勤務していた会社では正社員の役職者が延々とテレアポしていたり、執行役員が現場に出ていたりと、はちゃめちゃでしたね。
時給計算でみられているので、長時間働く社員は比較的風当たりが弱かった気がします。
部下が失敗しても上司はテレアポしているため、リスク回避で後手に回っていました。
さらにトップの社長も営業活動しているものだから、社内にいません(笑)
意思決定者がいなく現場が大混乱しており、目をふさぎたくなるような光景がそこにはありました。
人生設計をしたい社員は確実に辞めていく
給与水準も上がらなく、会社が成長していないと、どうしても結婚などをすると勤務継続が難しいですね。
偏見もありますが、結構な確率で仕事が出来る人は結婚しているケースが多いです。
仕事の大半を回していた社員が辞めてしまい、一時的に不安定になってしまう。
後任の業務がブラック化するため、負のループにハマってしまうという現象をよく見ます。
来たものをただ対応するだけの組織になってしまうため、売り上げが伸びず給料も上がらない。
かなり悪循環です。
こういった場合の組織は社長が主に営業をしていると言い張っていますが、そんなにしていないと思います。
また、部下が次々と会社に不満を漏らして辞めていくのを見ていると、さすがに上司も嫌気が指してきますよね。
会社からしたらハロワ無料採用すればいいのですが、上司からしたら手塩にかけた大事な部下ですからね。
経験談
過去に社員の95%が独身という会社に勤務していた事があります。
勿論採用基準のひとつとして「独身」という要件もありました。
結婚する話が出ると社長が止めに入るという想像の斜め上をいった組織でした。
近年、嫁ブロックという言葉がある通り、所帯を持ってしまったら就業の価値観に「家族」からのベクトルが加わりますからね。
それを防ぎたかったんでしょう。
面白かったのが、やはりというかなんというか結婚した社員は軒並み辞めていきました。
日頃どんなブラック企業でもニコニコしているのですが、社員の結婚を応援できないのはすこし引きましたね(笑)
社員教育が苦手な分、情報操作に力を入れている
ブラック企業では教育が苦手な分、情報操作に力を入れています。
出来れば社員の情報をシャットダウンしようと考えているんです。
他企業や組織などの話をする社員に対しては積極的にパワハラをし、その社員の発言を弱めるといった事や、他会社の企業情報にはあまり触れないようにしています。
会社内に暗黙のルールを作り、情報が蔓延しないようにします。
ところが、昨今はSNSやWEBが発達してきているので、かなりの確率でバレますよね。
自分の会社が異常な事くらい簡単にわかります。
そういった社員から辞めていくのですね。
気づいた人間から転職活動を開始していきます。
現状を維持する事にこだわってしまい、どうしても一歩踏み切る勇気がない社員だけ残っていくのです。
SNSなどでは手軽に情報を入手できるため、ブラック企業の情報操作が出来なくなっているのも人材不足の背景としては挙げられるかもしれませんね。
僕が以前いた職場では、かなり情報操作というか、規制を行っていました。
人間関係を作らせないように社員同士を仲違いさせようとするのは勿論、基本的には雑談させないような雰囲気作りなどを行っているのを見かけます。
人が辞め続ける会社での立ち回り(経験談)
次々に人が辞めていく会社。
昇進すると頭を悩ませますよね。
僕が思う解決方法は下記です。
マネジメントを断る
マネジメントは断った方が無難です。
役職なんて胸を張って言える経験やスキルの前ではあまり意味はありません。
理由はなんでもいいと思います。
プレイヤーとして成長していきたいとかなんとか言っておけばブラック企業は納得しそうです。
マネジメントに携わると、部下の離職に対して言及されます。
貴方の言葉が「会社の言葉」となってしまうのです。
つまりは、社長のブラック発言の伝言係です。
ブラックなルールの中でどんなに高尚なマネジメントをしようと社長の意と反しているため、貴方の意向は淘汰されます。
経営権がない中で、人が辞めていく企業での離職率防止なんて至難のワザですよ。
前提を一人の力でひっくり返すのはかなり難しい。
それであれば、ブラック企業のマネジメントなんて断った方が気持ちよく仕事が出来ていいかもしれません。
まとめ
人材不足はブラック企業だけではないと思います。
ホワイト企業の「ブラック部署」でもそれ相応に厳しい環境なのではと思います。
下記にまとめます。
原因
ブラック企業は教育をしない。
解決策
マネジメントを断る事。
(離職率防止の責任回避)
マネジメントを断るのは、会社の動向をしっかり見ましょう。
ホワイト企業であれば予算が通って自分がしたい事できる可能性があるから、断るのは慎重に。
少しでもあなたの会社の定着率向上の参考になれば幸いです。
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尚、動画で触れるブラ男は下記。
ペットを愛でる距離感でご覧ください。