「何も浮かばない・・・。」転職活動の長所と短所の答え方は?作り方も解説!
お疲れ様です。ブラ男です。
転職活動をする時に、長所と短所は避けて通れません。
新卒でも中途でも、必ず面接では言う事になりますね。
志望動機や転職理由と同じくらい重要です。
でも、考えるのって大変なイメージがありますよね。
ついついググッてしまいがち。
でも、答えは自分の中にしかありません。
ひたすら考えましょう。
百戦錬磨の人事部は、とってつけたような発言を見抜くプロ。
僕は営業ですが、採用も時折行う事があります。
百戦錬磨でなくても浅い発言は一瞬でわかります。
この記事では、長所と短所が考え付かない人のために。
考え方のご紹介をします。
ここに書いてある事を根気よくやれば面接ではスラスラ回答できるようになるはずです。
ポイントは、自分自身がどういう人間なのかを知る事です。
結構大変な作業ですが、この作業さえやってしまえば面接がかなりラクになるので是非自分だけの長所と短所を作ってみて下さいね。
それでは、早速まいりましょう。
自分の特徴をピックアップするだけで簡単に浮かぶ長所と短所
長所と短所を作るためには、自分の特徴をピックアップする事が近道です。
最初は直感的でもいいし、過去の経験や感情から導き出します。
具体的には下記ですね。
- 今までの意思決定背景のピックアップ
- 過去に抱いた感情それぞれのトップ3をピックアップ
- モチベーションが変動した時
この3つです。
0歳から現在までを覚えている限り細かく洗い出すと長所と短所が考えやすいです。
それぞれ思いついたら一気に書き出すといいですね。
僕が就職活動を行っている時はひたすら自室の壁に紙を貼っていました。
1つのエピソードで1枚貼って、理由などを肉付けしていく。
考え中にスマホとかいじってしまって時間が経過してしまっても壁に貼ってある紙を見ればすぐに思い出しますからね。
脳内を切り替えやすくなるので壁一面に紙を貼るのは非常にオススメです。
では、ひとつひとつ見ていきましょう。
過去の経験の中から意思決定背景をピックアップし長所と短所を考える
過去の経験の中から、意思決定した時ってどんな時がありますか?
好きな人に告白した時ですか?
学校を辞めた時?
通学する学校を決めた時。
親元を離れた時や留学を決意した時など。
なんでもいいので理由までしっかり挙げてみましょう。
意思決定をして成功をした経験はありませんか?
それはそのまま強みとなります。
- 好きな人に告白してOKだった。→チャレンジングな性格なのかもしれません。
- 通学の遠い学校を決めた時→目的達成のためにはガマン強い性格なのかもしれません。
- 親元を離れる決心を早くにした時→自立心が非常に高い性格なのかもしれません。不安に強いのかも。
上記はそのまま面接では表現できないかもしれませんが、自分を少しでも知る手掛かりになります。
面接では、自分が納得して話している言葉と、ネットでググったものをそのまま発言している言葉では重みが全く異なります。
些細な事でもしっかり自分が納得するまで行いましょう。
また、意思決定の背景までピックアップする方法は必ず行った方がいいです。
ここで挙げた様々な出来事が後に行う作業の手がかりとなるので絶対に行いましょう。
自分がどういう人間なのか、自分が一番知っているはずです。
自分にしっかり聞きましょう。
ちなみに、長所短所とは少し脱線しますが就職活動で聞かれやすいのは下記です。
- 高校・大学進学の際、通学していた高校・大学を選んだ理由
- 趣味を選んだ理由
- サークルに所属した理由
意思決定した事ない方。
そのまま弱みとして認識してもいいかもしれません。(面接で言うかどうかは別として。)
意思決定しない社会人はあまりいません。
これからの時代、意思決定は一人の人間として非常に重要になってきますので少しずつ意思決定をする訓練をするといいかもしれませんね。
喜怒哀楽のトップ3の経験から強み弱みを洗い出す
続いては感情です。
喜怒哀楽それぞれのトップ3を経験から洗い出しましょう。
これも些細な事で構いません。
しっかり理由までピックアップしましょう。
バイトで時給が上がって嬉しかったとか、付き合っている異性にフラれて悲しかったとか。
そういう感じで大丈夫なのでとにかく書き出しまくりましょう。
ここでのポイントは下記です。
- 第三者の方との感じ方のギャップが強み、弱みになります。
分かりやすい例は下記です。
本気で将来を考える事ができる異性と付き合っていたが、フラれた時。
友達は悲しさのあまり大学を休んでいた。
貴方も悲しかったが、大学に普通に来て、アルバイトもしっかりこなしていた。
夜は一人で泣いた。でもまた翌日学校に行き、アルバイトもしっかりこなした。
これは、強みです。
当たり前だと言われるかもしれませんが、こういった些細な事の積み重ねが自己分析では重要です。
強み、弱みっていうと「営業トップセールスになりました」とか「サークルの生産性を80%向上させました」
とかをイメージしやすいですが、こんなものがいきなり出てくるわけではありません。
まずは些細な事からでいいので、とにかくピックアップをしましょう。
勿論逆もあります。
他の人が怒る事ではないのに自分は結構怒っているなあと感じたら感情のコントロールが苦手っていう弱みがあるのかもしれません。
早急に対策をとった方がいいですね。
モチベーションが変動した出来事から強み弱みをピックアップ
モチベーションが変動した出来事をピックアップしましょう。
やる気が出る時、やる気が出なかった時。
やはりこれも背景までを挙げるといいですね。
簡易的にわかる事としては下記です。
- やる気が出なかった時。→背景によっては打たれ弱い、気分屋?
- やる気が常にない時。→その中でもパフォーマンスが高いものは長所です。短所はサボり癖?
- やる気が常にある時。→前向きさが長所なのかもしれません。
勿論、書き出している上で上記以外にも出てきますので、ひたすら作業をしましょう。
【忙しい方向け】一瞬で長所と短所が見つかる方法
転職活動や就職活動って時間ないですよね。
面接が進んでくるとスケジュールがかなり詰まってきます。
時間がない時にサッと行う方法も書いておきます。
一瞬でわかるものという表現をしていますが、下記のような感じです。
- 仕事で活かせるスキルがある。
- 日頃から自分の意見に耳を傾けているためすでに成功体験や失敗体験を確認している。
一瞬でわかるとするとこんなところでしょうか。
忙しい方向けですが、サクッと済ませてしまうとそれだけミスリードもありますし、選択肢の幅に気づく事ができません。
長所や短所って自己分析の中でもかなり大事な部分なので時間をかける事をオススメします。
とりあえず、深堀していきましょう。
スキルを洗い出すと長所は簡単に見つかる
スキルは持っていますか?
スキルがあればなんでもできる。
スキルは長所です。
志望している業界などとマッチさせれば効果は抜群です。
下記です。
- 専門性の高い資格を保有。
- インターンシップなどでの実務経験。
- 前職で得た知識。
- 前職の経験そのもの。
大体の就職・転職活動ではこんなところでしょうか。
専門性×取り組み年数×稀少性で強みとしてのレベルが上がっていきます。(もちろん市場の需要も忘れずに。)
インターンシップはかなりメジャーになってきているので、インターンしただけでは強みになりませんね。
どうしてもサクッと考えようとすると新卒の方などこれから就職活動を行う方は、弱みばかり浮かんでしまうと思いますが、長い年数行っているたとえそれが趣味だったしても強みって隠されていると思いますよ。
自らが意思決定をして挑戦した時の失敗経験は強みになる
一瞬でわかる長所短所で発送の転換パターンです。
失敗体験って弱みとして扱われると思うのですが、自ら意思決定をして失敗した事はそれだけで長所です。
失敗談で短所を表現せい!とよく参考書などに書いてありますが、失敗したって事は挑戦したんですよね?
挑戦っていいじゃないですか。
チャレンジ精神。長所だと思いますよ。
年齢の高低関わらずです。
むしろ年齢が高い方がいいかもしれませんね。
よく僕が使うパターンは下記です。
- チャレンジした/失敗した/失敗した経験から違う経験が生まれた。
→失敗してもポジティヴに異なる目線から成功を生み出した。
- チャレンジしていないけど/失敗した/自分の短所だと気づいた/磨く事で長所になっていた。
→努力家・素直・発想の転換・ポジティヴ・色々言えますね。
- チャレンジした/失敗した/何回もやった/成功っぽくなった
→ハングリー精神・目標達成意欲が高いなど。
こんなに色んな流れが作れます。
シンプルだけど、いいんですシンプルで。
面接で長ったらしい話しは聞いてませんよ人事部は。
長所と短所は複数作っておく事
ここまで読んで頂いた方は気づいている方も多いのでは。
そうです。
長所と短所は色々と言い換えが可能です。
物は言いようですよね。
いろんな表現が出来ます。
本記事の冒頭から複数のエピソードを挙げるよう促していたのはそのためです。
全部アナタ。全部本当です。全て真実です。
人なんて、一言で言い切ることが難しい。
関取から見たら僕はやせ型だし、筋肉バッキバキのアスリートから見たら僕はメタボ予備軍です。
第三者の味方でもこんなにも変わるんですから。
ってことで、複数作っておいてどうするのかって。
下記。
企業の求人像×親和性×あなたの長所
少し抽象的でした。
具体的に、下記。
- 設立間もないベンチャー企業なら長所は間違いなく「チャレンジ精神」
- 老舗企業の管理部なら間違いなく長所は「コツコツ継続」
- 規律と安全を求められる企業の場合(交通系、電鉄など)には「ルーティンを愛している」長所。
企業の求人像に応じて自分の長所を変化させていきましょう。
かなり時間を使って自己分析をしていると、自分の事が見えてきます。
規律と安全を作る方がワクワクするのか。
規律に沿って仕事をする方が安心するのか。
コツコツが苦手なのか、好きなのか。
自分の本質が見えてきます。
ここまで挙げた様々なエピソードを公約してみて下さい。
きっと自分自身の本質が見えてくると思います。
僕は2ヶ月家に引きこもって壁一面にエピソード貼りまくってました。
ごはんを食べるのも面倒くさくて、コンビニで買ってきたコッペパンで5日過ごしていた時期があるんです。
3ヶ月に差し掛かろうとした時期でしょうか。
自分という人間に符合がいった時、泣いていました。笑
(文字に起こすとなんかアブナイですね。。)
本質さえ知っていれば、あとはどう表現するかです。
楽勝。
自分の長所、短所を知人に聞いてみると面白い
自分の本質が見えたなら、試しに自分はどのような人間なのか。
友人でも恋人でもいいので他己紹介してもらって下さい。
長所も短所もです。
少し恥ずかしいかもですが、仕上げには丁度いいです。
というのも、面接官が結構聞いてきたりします。
人から見た貴方と、自分で考える貴方のギャップを説明して下さい。
意外と準備していないとフリーズするので、適当に周囲の人に聞いておきましょう。
周囲の意見に引っ張られる必要はないので、参考程度で問題ないです。
面接官に聞かれた時に、どもったりしないようにしましょう。
また、他人と自己の認識のギャップの説明ができれば尚ヨシです。
強みと弱みを把握すると人生が楽しくなった経験談
強みと弱みを把握すると、同時に自分がどういう人間なのかがわかります。
結構僕は長所と短所を把握した後、人生が楽しくなりました。
- 開き直って生きる事ができるようになった。
- 強みで勝負するようになった。
- クヨクヨしなくなった。
自己肯定感が増したんですね。
長所短所なんて誰でもあるのだから、いちいち悩まなくなりました。
また、長所を伸ばす人生か、短所を補って総合力を向上させていく人生か選ぶことができるので、面白いですよ。
弱みが多すぎるって落ち込んでしまう人も、強みが際立っている事を把握すればきっと人生楽しいはず。
強みと弱みを探る時は自分と向き合うため嘘がつけません。
そのためとても苦しいのですが、乗り越えて自分を認める事ができれば、10年単位で悩みません。
長所と短所を探るために長時間自分と向き合う事はかなりオススメします。
おまけ:内定を捨てよう
おまけです。
唐突なんですが、内定を捨てましょう。
面接するとついつい内定欲しさに自分を偽って、思ってもない事言ってしまったり。
面接官に媚びるからストレスたまります。
もう一度いいます。
内定を捨てましょう。
上から目線になってくる面接官がいても気にする必要はありません。
絶対にありのままで勝負した方がいいと思います。
ここまで開き直ると、ある現象が起きます。
- 緊張しなくなる。
自己分析ってひらすら自分との問答だから、面接官との問答なんて気にもなりませんよ。
「えっもっと突っ込んで聞いてこないの?」って思うほど。
散々準備してきたから、自信になっているはずです。
短所を鼻で笑ってくる面接官がいてもいちいち気にしないでいいです。
そんなところ絶対ブラック企業ですよ。
内定に拘るからややこしくなります。
自分を見せて、企業も見ましょう。
内定を捨てましょう。
まとめ
貴方の転職活動が余裕になる事を祈ります。
まとめましょう。
就職活動、転職活動で長所短所が出てこない。
<過去の経験の中から下記をピックアップ>
- 意思決定背景
- 喜怒哀楽のトップ3の出来事
- モチベーション変動の要因
<手っ取り早く強み弱みを見つけたい方は>
- スキルをピックアップ
- 意思決定した失敗体験は長所
- 長所と短所は複数作っておこう
- 第三者とのギャップを埋めよう
- バンバン壁に紙を貼っておくと見える化しやすい。
- 自分を知ると人生が楽しくなる。
こんなところでしょうか。
大枚はたいて自分探しの旅に出るくらいなら、自室でひきこもって自己分析した方がいい説。
おわり