テレアポの受付突破テクニック【受付は突破しない】
先日テレアポしまくってとある企業様から着拒されました。
こんにちは。
ブラ男です。
テレアポは社会貢献か。
はたまた迷惑行為なのか。
営業職を選択して約10年。
それなりにテレアポをして。
自分が行っている事が、迷惑行為かもしれない。
10年間、見て見ぬフリをして。
目の前のアポ獲得に奔走した日々。
なんとも短いようで長かったこの10年。
テレアポ人生に終止符を打つかの如く書いていこうと思う。
この記事を読む事で、下記の状態になります。
この記事を読むと到達する状態
テレアポをする時、受付に悩まなくなる。
※本記事でいう受付とは、テレアポをしてまず最初に電話に出るであろう事務員の方の事を指します。
こんな想いがラクになる
- 受付に断られ続けて辛い。
- 決裁者と会話できずに1日終わる。
- テレアポ辞めたい。
- 電話したくない・・・。
※決裁者・・・案件の発注を決める担当者。または窓口。
そんな記事。
テレアポは社会悪か貢献か。
答えは簡単だ。
アポがとれないテレアポは社会悪なのだ。(すいません。)
これを見ているブラック企業上司。
1日中テレアポしてゼロアポの部下を詰めるのはもう辞めてくれ。
部下がテレアポゼロなのは、間違いなく上司、貴方のせいだ。
受付に断られている部下をさらに貴方が激詰めして超疲弊させている場合ではない。
「なんでアポとれないのか考えろ!」なんて言っている場合じゃない。
勇敢な魂が今まさに点灯しているんだ。
せめて受付突破くらいは、教えてあげてくれ。
これを見ている部下。
明日から、きっとアポとれるよ。
もし営業を続けるかどうか悩んでいたら、コチラも参考にしておくれ。
営業嫌いな僕が営業のやりがいを紹介する【絶対に選ばない方が良い】
受付の心理:テレアポの向こう側
さて、今回は受付突破のテクニックという事で説明。
テレアポするとまず出る謎の女性、そう、受付の対策だ。
ひたすら断ってくる。
何を話してもイラヌいらぬIRANU。
何を言っても断ってくる。
極めつけは、「株式会・・・・」と、この時点でガチャ切りだ。(ガチャン!と一方的に電話を切られるの意)
もういい加減耳タコではないだろうか。
ということでまずは、敵を知ろう。
受付は、何故断ってくるのだろうか。
結論。
断りたいのではない、受付はいちいち確認して取次ぎたくないのだ
勿論、会社に英才教育を受けた事務員は判断して断ってくる。
英才教育を受けた事務員の対応は下記。
- 上司の仕事の邪魔にならないよう、数々の営業電話をブロックしているまさに壁。
- 上司と連携し、上司が欲している情報であればブロックを解除する。
なんという右腕。
これは営業泣かせ。
ニーズの衝突が起きなければ間違いなく受付突破は困難。
でも安心してほしい。
こんな事務員はほとんどいない。(秘書クラスにはゴロゴロいる。)
上司と常日頃コミュニケーションとっている事務なんて見た事ない。
テレアポの向こう側。
数多くの実情は下記。
貴方がテレアポした時受付は次の事を考えているに違いない。
- うわ・・・営業じゃん・・・メンドクセ。
- 上司と話したくないなあ。断っちゃお。(営業電話なら切っても怒られないもんネ)
- 何言ってるかわかんないから断ろう。
- 営業電話って断るものだよネ?
- 担当者いますか?って言っているけど社内の誰が担当かわかんないし切っちゃお。
- 今日は何曜日のカレとディナー行こうかな♪
こんなところだ、本当です。(最後はうそです。)
なんでかって?
過去僕が就業していた、弊社だった頃の事務員や顧客の事務員に聞いてみたからだ。
貴方の魂の1コールは。
上記で潰える。
いやいや、そんなテレアポの向こう側わかったからって。
何もできないじゃないかと。
どうすんだよブラ男と聞こえてきたところで、次項。
受付は突破せず、情報を聞き出す
数多くのテレアポインターの心を打ち砕く。
受付。
結果、いつだってアウトバウンド(電話をかける業務の意)は人材不足だ。
結論。
まずは突破するという概念を無くそう。
受付突破という言葉は一体誰が作ったのか。
センテンス選びがあまりにも本質から逸脱していて。
僕には営業という名のライバルを減らすためにとある営業マンが考えた陰謀にすら見えてくる。
「受付突破」なんてネーミングだから、受付がいらないって言ってるのにフルスピードのフルトークで突っ込んでくる営業マンが出現するのだ。
突破ではなく、下記を意識する事。
- 会話する事が大前提
- コミュニケーションは必ず質問で必ず終わる。
まず、受付突破という固定観念を取っ払おう。
受付がいらぬと言っているのに、急に製品アピールなんてしてはいけない。(怖いよ、アレ。)
受付と会話しよう。
とにかく断られないように矢継ぎ早に話す人もいるが、全くもって逆効果である。
会話が成立していない。
また、質問で会話が終わらないのもイカンです。
「〇〇のサービスのご案内でお電話しました~!・・・・・・」(で?)
必ずこちらからの質問で終わろう。
質問のポイントは次の1点だけ。
楽勝。
決裁者名を聞く
これだけ。
本当にコレだけ。
ポイントは、挨拶トークを一息で言い切る事。
「〇〇のサービスのご案内でお電話したのですが、(息継ぎしない!)ご担当者様いらっしゃいますか?」
必ず決裁者(担当者)の名前を一気に聞く事。
受付突破を目論んで言い合っても仕方ない。
決裁者名を聞く事に徹する。
これだけで受付対策は完了だ。
テレアポをする時、上司がよく下記のようなことを言わないかい?
- 簡単にあきらめるな!粘れ!
- もっと丁寧に話せ!
- 声のトーンを上げろ!
- 話せ!とにかく話せ!畳みかけろ!
- 相手に喋るスキを与えさせるな!
上記は全て従わなくていい。
不要といわれたら3秒で切っていい、地声でいい。
話しまくってはダメだ。
もう、従わなくていい。
ブラ男が言っていたと言っていい。(それだけはやめてほしい)
では、深堀ね。
受付に担当者名を聞く
決裁者名(担当者名)を聞く事だけに徹する。
前項でも説明した通り、下記を言い切ろう。
「〇〇のサービスのご案内でお電話したのですが、(息継ぎしない!)ご担当者様いらっしゃいますか?」
決裁者が不在だった時、ではまたかけ直します。と終わってはダメ。
粘るわけではない。
終話間際にこう言うだけ。
「またお電話したいと思いますが、どなた様宛にお電話すればよろしいでしょうか。」
間違っても担当者様名お聞きしてもよろしいでしょうか?
とか聞いてはいけない。
YES・NOの猶予を受付に一瞬でも与えてはいけない。
間違いなくNOが返ってくる。
決裁者名を言う前提での質問をしよう。
必ずこれを聞く事。
ガードが緩い受付はひたすら断ってきた挙句、ポロリと上司の苗字を言ってくれる。
おめでとう。キミの勝ちだ。
なぜか、下記。
決裁者宛に次から電話できるじゃん。
もう一度思い出してほしい。
受付の心理。
- うわ・・・営業じゃん・・・メンドクセ。
- 上司と話したくないなあ。断っちゃお。(営業電話なら切っても怒られないもんネ)
- 何言ってるかわかんないから断ろう。
- 営業電話って断るものだよネ?
- 担当者いますか?って言っているけど社内の誰が担当かわかんないし切っちゃお。
- 今日は何曜日のカレとディナー行こうかな♪
もう見たくもないね。
でも安心。
貴方は決裁者名を知っている。
決裁者名宛に電話するだけで、上記がこう変わる。
- うわ・・・営業じゃん・・・メンド・・あれ?あ、上司宛か。
- 上司と話したくないけど、上司宛なら仕方ない。取り次がないと怒られる。
- 何言ってるかわかんないけど上司宛だから関係ないか。
- 営業電話って断るものだけど、上司宛の電話勝手に断って万が一怒られたらイヤだから上司に取り次ごう。
- 担当者はわからないけど上司の〇〇さんならわかる。取り次ごう。
- 今日は何曜日のカレとディナー行こうかな♪あ?ああ、上司宛か。
名前があるだけでこんなに違う。
つまりは、楽勝。
ちなみに・・・
好きな人とどうしても付き合いたい時。
付き合って下さい!って言うとYES・NOで答えられちゃうからって。
唐突な男の子がいい?女の子がいい?は通報案件。
決裁者名が受付自体もわからない場合、わかりませんと言ってくるのでそれはそれで問題ない。
ひたすらかけ直そう。
でも、おかしいと思わない?
なんで該当決裁者がわからない案件が不要だってわかるの?
次項。
受付から言われる事への対処法
御担当者様いますか?
貴方がこう言った時、素直にいるかどうかなんて答えてくれない。
答えてくれないから、貴方は悩んでいる。
大体受付が言ってくるのは下記。
- 弊社には不要です。
- 御用件よろしいですか?
- 初めてのお電話でしょうか?
フラッシュバックしたキミ。(見ている方が僕より年上の方だったらキミ呼ばわりしてしまってすいません。)
絶対大丈夫だから。
一個ずつ鉄板トークあるから。
まじで大丈夫。
切り返しトーク(スパッと切り返してこちらのペースに持ち込む神トークの意)ってやつ。
紹介していくよ。
ご用件よろしいですか?って言われた時の切り返しトーク
御担当者様いますか?って聞いてるのに。
御用件よろしいですかとは笑止千万。
ビジネスを楽しもうぜ(会話しようぜ。の意)受付。
ってことで回答はシンプルに下記。
〇〇のサービスでお手伝いしたくご挨拶を兼ねてお電話しました。
シンプルだよね。
明日から使える。
絶対にやってはいけないのは、製品の詳細を話す事。
僕自身も営業電話受ける事が多いけど、非常に多い。
そもそも最初に出た人が決裁者かどうかわからないのに、サービスのメリット説明するの疲れませんか?
関係ない人に説明してくれるなんて、皆さん真面目ですね。
説明するのも億劫なくらい疲弊していたら、「〇〇の営業電話です」って言ってもいいくらい。
シンプルが一番。
営業電話だと気づかれると切られるから営業って言うな!
という上司多いですよね。
受付に用件を聞かれた時に「現状お聞きしたく〜」とか「2、3質問があって〜」って言えみたいな。
それを聞く目的が用件だよね。
営業サイドが会話できなくなってどうする。
理由や背景を問われた時、必ず営業電話である事はバレる。
絶対に騙すようなマネは辞めた方がいい。
営業電話ですって言う時は、こう続けましょう。
営業電話ですが、確実にメリットのあるご提案だと思ったので電話しました。
決してハッタリではなく、必ず相手がメリットに感じる話は絶対に用意すべき。(相手の忙しい時間を割いているのですよ。)
「結構です」や「弊社には不要です」って言われた時の切り返しトーク
さてついに来ました。
弊社には不要。
あるいは結構です。
皆さんを悩ませている「いらぬイラヌIRANU」連呼ですよ。
もうウンザリしているかもですが、これにもしっかり切り返しトークがありんす。
ポイントは不変。
受付突破ではなく受付との会話。
下記一言で事足ります、一言で充分。
(ご判断頂けるという事は)ご担当者様ですか?
大体NOなので、「そうですか、ご担当者いらっしゃいますか?」の質問に戻すのがポイント。
会話を貴方がリードする事。
何回でも言いますが、結構ですと言われると製品のメリットをひたすら話す方がいる。
絶対に辞めた方がいい。
会話になっていないとガチャ切りを誘発するので。
逆に言えば、話さえ成立していればガチャ切りは起きにくい。
また、下記でも代用可。
まだそこまでのお話ではないんですよ。ご担当者様いらっしゃいますか?
電話の本数を重ねて電話で少し話してスグ明らかに受付だとわかる場合、上記でも可。
まだそこまでのお話ではないっていうのは、下記の意味がありんす。
まだご判断を頂くフェーズでは御座いません。
あくまでもお手伝いの御挨拶をさせて下さいという御連絡ですので、ご判断頂くなんて恐縮です。
ご判断頂く必要はございません。ご担当者様いらっしゃいますか?
こういった具合。
気を付けないとイヤミっぽく聞こえてしまうから注意が必要。
でも、意外と効果はばつぐんだ。
会話にならない受付がいる場合の対処法
テレアポに何かトラウマがあるのかってほど、断ってくる受付がいる。(多分受付側のマニュアルが充実してきてる。)
営業が何を言っても、どの受付が出ても、「結構です。」の一点張りで会話にならない場合。
その企業はテレアポでの取引は難しいかも。
一旦引き下がろう。(諦めるのもテ。)
絶対に取引したい企業だった場合。
超超超大手企業だった場合とかね。
受付との会話が成立しなくても、まだやれることはある。
下記2点。
- 受付がいない時間帯を狙って電話
- その会社に関連する電話番号全てに電話し、担当部署のダイヤルインをGETする
何回でも言います。
受付は突破できません。
突破できないから会話して決裁者名聞き出すってのがポイントだったけど。
肝心の会話が通じないのでは仕方ない。
受付をすり抜けよう。
さて、深堀ね。
受付がいない時間帯を狙うべし
受付との会話が成立しないほど断ってくるのであれば仕方ない。
受付がそもそもいない時間帯を狙う事。
いっつもデスクにいる受付、離席の時間帯なんてわかるの?
わかります。
下記に理由も併記するね。
▼受付が不在の時間って?
- 11時55分・・・12時からのランチにフライングで行っている人がいるため不在の可能性がある。
- 12時10分・・・ランチタイム開始直後で不在。
- 12時40分・・・昼休憩が45分間の場合、お化粧直し(または歯磨き)タイムで離席中。
- 12時55分・・・昼休憩が60分間の場合、お化粧直し(または歯磨き)タイムで離席中。
- 17時15分・・・受付は基本的に残業しない場合が多い。17時が定時だった場合退社済みの時間。
- 17時40分・・・同上、17時30分が定時だった場合退社済み。
- 18時10分・・・同上、18時が定時だった場合は退社済み。
※18時40分も可能性としてはあるけど、モラルだいじに。
ブラック企業では18時から定時開始でも世間は夜間なので辞めとくが吉。
ラストチャンスは18時10分。
上記のカンジ。
1日を通して7回もチャンスがある。
シフト制で昼休憩とられるとランチタイムはお手上げなんだけど。
事務スタッフに日頃の感謝を込めて決裁者(この場合のケースとして役職者が多い)がランチタイムに電話番している会社って結構ある。
その会社に関連する電話番号全てに電話し、担当部署のダイヤルインをGETする
受付がいる電話番号って代表電話である事が多い。
大手企業を開拓する時などに有効。
下記です。
Web上のその会社に関連する電話番号に片っ端から電話し、担当部署のダイヤルインをゲットする。
電話をすると、支店や全く別の部署につながるよね。
決裁者がいない旨伝えてくると思うから、すかさず担当はどこの部署なのか聞くべし。
大抵は不明だけど、中には本社の動向に敏感な人がいたりするので教えてくれるのだ。
ついでにダイヤルインを聞いておこう。
これで代表電話にいつも出る受付とは遭遇せずに担当者部署の直通番号をゲットできるはず。
代表電話に電話するとバッチバチに断られるのに。
なんでこんな現象が起きるのか。
代表電話のマニュアルが支店単位で浸透はしていない
迷惑電話になってしまうので、粘るのは厳禁。
サクッと断られたらスグに引こう。
最強の受付と対峙してしまった経験談
最強の受付っていうと少し大げさだけど、これまで述べた事が全く通用しない受付がいた経験がある。
この記事の体験談は営業10年生の僕の体験。
全てが通用しなかった受付の体験談
どうしても、どうしても開拓したい企業があったんだけど。
絶対に取り次がないし、会話にならないわけでもなく、論理的に断ってくる。
昼食時に電話してもデスクでランチしているし、挙句の果てには僕は痛恨のミスをしてしまう。
やっきになってテレアポしまくったものだから社名と名前を憶えられてしまってオフィス全てにブラ男からの電話は全て断るように周知完了で電話しても無駄だとか言い出す仕打ち。
ところがどっこいと言うやつで、僕もそれなりに営業の場数を踏んでいるものだから繰り出す僕のスーパー質問。
どの受付もたじろぐ、こちらのペースに一気に引き寄せるウルトラB(ブラ男のB)
「新規取引のステップはどのようなステップを踏めばよろしいですか?」
に関してもまさかの知らんがなで一閃される始末。
なんてことはない、僕は超優良顧客のお局に目を付けられたのだ。
やけに会話もしてくるし、通常の受付の事務対応感もない。
どうしても開拓したい時は受付がわからない質問をぶつけまくって慌てたところをわかる人と挨拶がしたい(邪道。が、成功率50%に爆アゲ)と言うところなんだけど、お局ってオフィスで確固たる地位を確立済みだからわからんもんはハッキリわからんそして取り次がんの一点張りでラフプレイにも強い受付。改めお局。
こちらの手数を全て会話で返され、なすすべもなく無駄な架電数だけが積み重なっていました。
もう小手先のテクニックは無駄と考え、全ての敗北感を背負いながら苦し紛れに電話する日々。
「あの・・。ブラ男です。あっ不要なのはもうわかってるんです。お元気ですか?」
親戚のオバサマに電話するかのようなその口ぶりは僕の隣の同僚を動揺させてアポ獲得率の低下に貢献しただろうし、まったく生産性のカケラもないテレアポに変化していきました。
が、意外や意外。
結構会話になるもんで。
何故か受付が会社の愚痴を織り交ぜてくる雑談などに発展したりと、テレアポってビビらずになんでもやってみるもんだなと思っていたら、ある日。
やけに受付の方の声のトーンが低かったので、なんやコレ今日もろたやん(東京生まれ)と思いながら。
ご担当者様いますか?と言ってみたら「いない」と答えてきたもんで、いやいやそこは今まで通り「不要」って返事あると思ってたんでそのまま終話しそうになるのを堪えて事情を聴いてみた。
なんと受付の方、部署異動だそうで。
マジでガッツポーズしてヤッター!が口から出かけたんだけど受付の方が静かなトーンで神妙過ぎてちょっと自分の小ささに恥ずかしくなったのでどこの部署に異動するのか聞いてみたら同じビルの階数違いだそう。
もう僕の電話出れないっすね(超わろた)と言おうもんなら「そうだね」って張り合いがなくなっていて不覚にも僕センチになってしまった。
普段はアポとらないんだけど、受付にアポ取ることにした僕。
(ちなみに受付にアポとるってのは絶対やってはいけない。生産性爆サゲ)
でも、ここまで初回の電話から大体4ヶ月くらい。
テレアポにしては気の遠くなるような時間だったし、受付のアポなんて絶対やってはいけない事だけど4ヶ月という期間が僕を麻痺させてた感はある。
とりあえず5分だけ、まじで損させませんと言い切ってアポとったものの、ノープランな僕。
実際に会ってみて、どんなコワモテの受付が現れるかと思ったら、ほんと気の良さそうなおばさまだった。
営業マンは、知らず知らずの内に受付を障壁にしているのかもしれないなと思いつつ。
初めてお会いしましたねウフフなんて雰囲気ではなくて、今まで凌ぎを削りあってきた相手同士、称え合うように着席。(これはうそ)
声だけ聞けばそこはいつもと同じ二人だけの空間。
早速ですがと、担当者に取り次いで欲しい目的と根拠となる提案をニ、サン。
すると受付、下記。
- 営業電話は担当者から取り継がないように言われている
- 長期間案内をし続けた熱心さはわかるし異動するため取次ぎやすいが、ここで取り次いでは他の受付に示しがつかない。
- 担当者名は絶対に言えない
まあ要約すると、テレアポした時に担当者いればつないでくれるんだよなってポジティブシンキング。
(今思えばよく上記でその思考をした。)
4ヶ月電話し続けてきたしつこい営業マンがいるよってレベルでいいから取り次いでほしいって話で渋々決着。
ここからはタイミング創出を持久力で担保するだけの作業で、受付の言ってる事が正である信頼性が増したので電話しまくっていた記憶があります。
担当者在席の有無と、不在時の戻り時間をヒアリングしてタイミングを見計らって電話する文字通りカンタンなお仕事。(未経験OK)
電話かけるだけだと意味がないので、株式会社ブラックカンパニーのブラ男から電話があった事を付箋で担当者のデスクに貼ってもらいました。
結構電話していると、最初は戻り時間不明だったのが段々と担当者が近づいてくるのがわかる。
こんなかんじ。
- 離席で居場所わからず・・・後日TEL
- 外出中戻り不明・・・後日TEL
- 打ち合わせ社内・・・2時間後TEL
- 電話中・・・10分後TEL
担当者の居場所が受付の受話器に近付くに連れて、電話をかける間隔も自然と高くなる。
あれだけつながらなかった4ヶ月間、デスクで電話中って聞いた時、再架電までの数分間、今までの受付とのやりとりが走馬灯しましたね。
ランチタイムに嬉々として対応する受付にうなだれた事や、頼むから担当者につないでくれと懇願した日々。
全てがこの時のためにあった気がしました。(すみません、再架電までの数分は同僚と事務処理ジャンケンしてたと思います。)
無事、担当者とつながった時、担当者から一言。
「君とは初めて会話する気がしないよ。HAHAHA。」
※半ギレでHAHAHAだったかもしれない。覚えてません。ごめんなさい。
まあとりあえず、ビバ付箋効果って事で。
かくして、粘り強く電話した結果、この企業とも取引が開始できたわけで。
この体験談から僕が言いたいことは下記です。
体験談で言いたい事
- 受付は敵じゃない。
- 一本の電話を長い時間粘るんじゃなくて、継続的に電話する事が大事。
- やらされテレアポだったら開拓は出来てなかったと思う件
受付相手に絶対しては行けない事
さて、受付突破という言葉があるほど数々の営業を打ち砕く受付。
言われてみればたしかに厄介だよなと思いますが、そんな受付との電話で絶対やってはいけない事がある。
下記。
- 自社PR
- 煽る
- イライラしてこちらから一方的に終話
- 丁寧過ぎる話し方
ポイントは、最低限の礼儀です。
テレアポは間違いなく相手の時間を頂いています。
アポがとれないのは需要がないから。
魅力的なトークじゃないから。
受付のせいではありません。
しっかりと礼節をもって、アポゼロを他責しない事。
ココがポイント
なんでアポゼロなんだと喚く上司はおそらくテレアポした事ないので放置プレイが安定。
自社PR
受付に自社や製品、サービスのPRは辞めるべき。
理由は下記です。
- 権限がないから困るだけ
- 興味もないので伝わらない
- どこに取り次いでいいのかわからない
こんなところ。
決裁権限がないっていうのが要素としては一番大きいです。
この記事のどっかで言ってますが、秘書的に上司の仕事を理解していて必要なものとそうでないものを受付が把握していればPRしてもいいのですが、受付は事務のプレイヤー業務がメインのため、確率はかなり低めです。
結構お互い時間がもったいない残念な感じになってしまう。
煽る
受付に断られまくるからって受付を煽る行為は厳禁。
みっともないは下記。
- 受付の言うことに揚げ足取り
- 受付では話にならないから上司出してください的なパワープレイ
- 忙しいって言ってるのに質問連発
受付が断りまくってくるのは仕方ないことで。
アポがとれないのはトークをリードできないあなたのせい。
失礼、適切なアドバイスができない貴方の上司のせい。
絶対に礼儀をもって接すること。
全受付を代表して営業職の私ブラ男が申し上げます。
ココがポイント
受付には敬意を払おう
イライラして一方的に終話
イライラして営業が一方的にガチャ切りするのをたまに見るけど、絶対にダメ。
まじで失礼過ぎ。
- 受付にガチャ切りされるのはまじで貴方のトークにメリットがないから。
- 本当に失礼、貴方の上司のアドバイスが無駄すぎるから。
下記の上司のアドバイスは聞いちゃダメ(ブラ男が言ってたっていうのだけはやめて)
- 取り継がれるまで粘れ
- 受付に切らせるな
- 売り込め!売り込め!もっと喋れ!
ありえない・・・
そんな上司いたら、ぜひテレアポ勝負したい。
2時間で何本アポ取れるか勝負です。
もし僕が買ったら、上司の部下を僕にください。つまり貴方。(貴方からしたら、どちらも結局ブラック)
対象のサービスとか製品は上司の得意なものでいいので。
部下いじめてる暇あったら僕と勝負しましょうよってブラ男が言ってましたと伝えておいて。(ブラ男が言ってたっていうのだけはやめて)
丁寧過ぎる話し方
意外な落とし穴、丁寧すぎる話し方はNG。
機械的に聞こえすぎちゃって、断られやすくなる。
丁寧に話せ!ってアドバイス、かんんんんんなあああああああり(”非常に”の意)多い。
別にタメ語のヤンキー口調でチョリーッス!って電話するわけじゃないんだから、普通でいいんすよ。
市場に圧倒的な需要があれば結構アポ取れるんだけど、需要と供給が均衡状態である時、ハードモードに。
なんで断られやすくなるのか。
下記。
会話のテンポをリードしにくい
話す時、相手の会話口調よりもやや早めに話した方がいいのである。(本当ややです。)
どうしても丁寧に話そうとすると、相手の話を全部聞き切って話さないといけないので、それだけ相手が断わりやすい。
礼儀正しさは絶対必要なんだけど、丁寧に断られにいく道理もないので、強気にいきましょう。
今貴方が売り込んでるサービス、製品、メリットあるんですよね?
メリット、営業のアナタが見出しているんですよね?
ガシガシいきましょう。
言葉通り未経験OKのテレアポ(まとめ)
別に経験があるからアポがとれるってわけじゃない。
テレアポはまさに未経験OKの仕事。
受付と会話ができればいいのです。
まとめましょう。
断りたいのではない、受付はいちいち確認して取次ぎたくないのだ
- 会話する事が大前提
- コミュニケーションは必ず質問で必ず終わる。
決裁者名を聞く
- 簡単にあきらめるな!粘れ!
- もっと丁寧に話せ!
- 声のトーンを上げろ!
- 話せ!とにかく話せ!畳みかけろ!
- 相手に喋るスキを与えさせるな!
- 受付がいない時間帯を狙って電話
- その会社に関連する電話番号全てに電話し、担当部署のダイヤルインをGETする
- 11時55分・・・12時からのランチにフライングで行っている人がいるため不在の可能性がある。
- 12時10分・・・ランチタイム開始直後で不在。
- 12時40分・・・昼休憩が45分間の場合、お化粧直し(または歯磨き)タイムで離席中。
- 12時55分・・・昼休憩が60分間の場合、お化粧直し(または歯磨き)タイムで離席中。
- 17時15分・・・受付は基本的に残業しない場合が多い。17時が定時だった場合退社済みの時間。
- 17時40分・・・同上、17時30分が定時だった場合退社済み。
- 18時10分・・・同上、18時が定時だった場合は退社済み。
※18時40分も可能性としてはあるけど、モラルだいじに。
ブラック企業では18時から定時開始でも世間は夜間なので辞めとくが吉。
ラストチャンスは18時10分。
- 自社PR・・・受付は判断できない。お互いの時間がもったいない。
- 煽る・・・・モラルだいじに。
- イライラしてこちらから一方的に終話・・・論外
- 丁寧過ぎる話し方・・・・事務的過ぎて断りやすい
こんなところです。
アポがとれないと顧客がいない最初の時期はかなりキツイです。
一度覚えてしまえば自転車乗れるようになる感覚でスイスイいけるので是非トライしてみてはいかがか。
ちなみに、この方法は大学生時代のアルバイトで見出しました。
僕らアルバイトがテレアポする後ろでスーツを着て竹刀を持った人が立っている環境だったので僕は進化するしかなかったのです。
社会人10年生になった今でも技術をアップデートする事なく通用しています。
まさに未経験OK。
世の中の受付の方々、いつもご多忙の中、お手数お掛けしており大変申し訳ございません。「需要ないので架電リストから除外して下さい」と言って頂ければもう二度とお電話致しません。(僕は。)
テレアポに悩んでいる人たちにこの記事が少しでも参考になる事を祈っています。
読了アザス。
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尚、動画で触れるブラ男は下記。
ペットを愛でる距離感でご覧ください。