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突然ブラック企業化!?会社がブラック化する2代目社長の特徴

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突然ブラック企業化!?会社がブラック化する2代目社長の特徴

こんちは。

ブラ男です。

 

皆さまは2代目社長ってどんなイメージですか?

正直あまりいいイメージ持ちませんよね。

初代は順調だったのに、2代目社長になって一気に会社が傾いたとか。

就労環境が悪化したとかよく聞きます。

 

さて、今日はそんな2代目社長についてのお話です。

 

こういったギモンが少しでもカイケツ

2代目社長ってどうやって確かめるの?

会社を傾ける2代目社長の特徴は?

勤務している会社が2代目なんだけど、これから先大丈夫かな・・

 

こんなギモンにこたえていきます。

大手企業は社長との距離が少しあるので経営者交代で影響は感じにくいかもしれません。

怖いのは中堅ベンチャー以下の中小企業。

ブラック企業要素の殿堂入りの同族経営は経営者の苗字が同じだからわかりやすいんですけどね。

 

 

2代目社長かどうか見抜く方法

 

まず、2代目社長なのかどうなのか、確かめなければなりませんね。

面接を受けている会社が2代目社長なのかどうなのか。

結構気になりますよね。

下記で確かめるしかありません。

 

 

  • ググる
  • 法人登記簿謄本を取り寄せる
  • 面接で聞く

 

上場している大手企業などはググればすぐにわかりますね。

問題はベンチャー企業などですが、こちらも登記簿謄本を取り寄せれば(費用はかかりますが)一発でわかります。

あとは面接で聞く方法。

少し聞きにくいかもしれませんが、聞き方なども解説していきます。

 

法人登記簿謄本を取り寄せると2代目社長かどうかが一発で見抜ける

 

登記簿謄本って言葉、あまり馴染みのない方もいるかもしれません。

登記簿謄本とは、下記のような書面です。

 

  • 会社の住所や代表者に関する住所情報などを記載した書類。
  • 取引をする際の安全性や透明性などを担保するために用いられている。

 

つまり、法人設立していたら必ずないとオカシイ書類ですね。

面接受けた企業の登記簿謄本がない・・・なんて事があればどんなに待遇がよくてもすぐに辞退しましょう。

もはやブラック企業を超越し、漆黒に足を踏み入れています。

 

2代目社長かどうかを知るためには、この法人登記簿謄本を見れば一発でわかります。

 

登記簿謄本を取り寄せる場合、「履歴事項全部証明書」を取り寄せれば会社が登記されてからの変更事項が全て残っていますので問題ないです。

代表者や事務所が変わったなどの情報もこちらで確かめる事ができます。

事業内容もわかりますので、WEBサイトに記載のない事業内容などが載っていたら設立当初何か行っていたのかもしれません。

 

法務局に出向いたり郵送などで取り寄せが可能ですが、今はインターネットでも取り寄せが可能ですので結構楽ですよ。

金額は登記簿の種類にもよりますが、400円~1300円くらいで取り寄せができます。

本気で転職活動していたら安い金額かもしれませんね。

原本はもらえませんのであくまでも写しを見る事になります。

 

面接で2代目社長か確かめる方法

お金もかけたくないし、中小企業なのでググッても出てこない。

そんなときはもう直接聞きましょう。

社員だと知らない場合があるので、できれば代表者に直接聞くのがいいです。

下記のように聞くとスムーズです。

もうストレートに聞いてしまいましょう。

自分が何代目かっていうのは社内でも知っている人が多いと思うのでウソをつきにくいのがポイントです。

 

“質問意図”を悟られない事

 

聞かれた方としては、気になります。

必ず質問意図を聞いてくるはず。

YESでもNOでも回答は事前に考えておきましょう。

 

 

 

「御社は●●社長が設立されたんですか?」

 

 

2代目の場合(回答がNOの場合)

 

「やはりそうなんですね。アグレッシヴな姿勢だなと感じましたので。」

 

「そうなんですね。色々と挑戦されているようでしたのでそう感じました。」

 

 

設立者の場合(回答がYESの場合)

 

「そうなんですね。経営に対しての熱意を非常に感じましたので。」

 

「会社を成長させようとする●●社長の姿勢に志望度が上がっていましたのでふと気になりました。」

 

もちろん、唐突に聞いては話がつながりませんので、事前に社長の想いなどは聞き出しておきましょう。

ラストの雑談で聞くのが理想。

ちなみに、2代目の場合、面接で熱意や想いばかりを話していたら要注意かもしれません。

 

 

会社を傾ける2代目社長の特徴とは?

 

会社が潰れるってシンプルです。

 

支出が売上や会社にある金額を超えた時。

(またはその状態が継続し破綻した時。)

 

売上が伸びずに固定費ばかりが膨らんでいけば、お金は払えなくなっていきますよね。

少し極端な例ですが、年収400万円の世帯が年500万円の生活を送れば破綻するのと変わりません。

さて、会社を傾けてしまう2代目社長の傾向として下記があります。

 

 

  • 人材育成ができない
  • 目線が低い
  • 役職に満足してしまう
  • 先代とは決別したがる

 

 

この4つは結構傾向としてあります。

組織が成長せず、売上が続かない。

社長が営業をして大型案件を取ってきたとしても組織が成長していないのでブラック企業化してオシマイです。

社員は辞め、顧客からのクレームは増え、顧客と売上は剥がれていきます。

初代だったら無茶せずに顧客も社員も離れなかったのにと思うと、残念ですね。

自己資金で会社をゼロから立ち上げた経験がないため、仕方ないのかもしれません。

 

それぞれ深堀していきます。

 

 

2代目社長は人材育成できないのでブラック企業化する

2代目社長は育成全般ができません。

組織を育てた事がないからです。

ある程度形になっているものを任せられるので、育てるという経験や概念が乏しいのです。

下記のような傾向があります。

 

 

  • 社員をヒトとして見ていない
  • ほっとけば成長すると考えている
  • 中間管理職に一任と言う名の外注

 

 

社員をヒトとして思っていないというのは、極端な表現かもしれませんが、悲しいかな結構こういった方は多いです。

社員を採用すれば売上が伸びると考えており金の生めない社員は不要であるという考えですね。

売上が上がらなければ社員を挑発して逆なでさせて言い合いに誘導し辞めさせていったりします。

2代目ブランドは反感買いやすいのでそういった意味ではラクですね。(そんなもん意味ないですが。)

 

現場にぶちこんでおけば成長すると捉えているひともいます。

長時間労働させておけば勝手に考えて成長するだろうという考え。

ブラック企業は一番多い考え方かもしれませんね。

この場合、育成に一番重要な「マインド」の伝達が一切できません。

該当する仕事を行うにおいて何が必要なのかとか、仕事を通して会社の方針を伝えるとか重要です。

社長が末端まで指導するのは不要ですが、中間管理職に指示を出したり、そもそも中間管理職を育成しなければなりませんよね。

 

長時間業務にぶち込んでおけば成長するなんて現実逃避です。

 

 

目線が低いので2代目社長は社員とトラブルになりやすい。

2代目社長は経営者の器でない事が多いです。

経営者なんて誰でも最初は初めてなので優劣を問う気はさらさらないのですが。

 

経営って常に自己資金が尽きる時間と売上との摩耗の日々です。

特に設立当初なんて大半の企業は毎日ヒヤヒヤです。

その中で経営者としても成長していくものだと思います。

急に2代目になったものだから、成長過程がないのが難しいところ。

目線は一朝一夕では変わりません。

つい最近まで労働者だったのだから。

仕方ないかも。

 

目線が低い2代目社長はどうなるのか。

下記です。

 

  • 社員の成功に嫉妬してしまう
  • 自分の方が仕事できると社員と競ってしまう

 

なんと不毛な事か。

社員の成功を喜ぶ経営者がいいですよね。

設立から数多の困難を乗り越えていれば、組織に属している人間の成功って悪く言ってもラッキー!雇っててよかった!だと思うんですが。

経営者が社員に嫉妬をするのはいけませんね。

 

また2代目であるというコンプレックスから、目線が低く社員と競ってしまう経営者。

末期です。

経営者が自分の役割から大きく外れてしまっているのでこれはもう転職をした方がいいと思います。

 

よくあるのが、社長営業をして営業社員に対して営業力を誇示するタイプ。

 

社長営業であれば利益率から何から決済不要なんだから、受注できるに決まっています。

 

社長営業は組織の中で一番再現性が低い営業活動なので比較される社員はたまったものではありませんね。

 

 

自分は偉いと勘違いしてしまう2代目社長

つい最近まで労働者だった2代目社長。

役職に踊らされて、自分がエライと勘違いしてします。

ひたすら偉ぶります。

「社長」という肩書に踊らされて、社員にワガママを言ったり。

社員に自分がやっても経営に支障がでないような私事雑務を押し付けたり。

 

経営者の仕事はあくまでも経営判断をする事で、偉ぶる必要はありませんよね。

こうした勘違いは社員と軋轢が生まれてしまうため絶対にうまくいきません。

2代目は先代が作った会社があって初めて2代目と言われるポジションにいる事ができます。

絶対に謙虚にした方がメリットあると思うのですが、権力は怖いですね。

 

  • 社員に弁当を頻繁に買いに行かせる。
  • プライベートの用事で社員に車の運転をさせる。
  • 「今から来てくれ」といった急な会食の呼び出し。

 

これらは赤信号ですよ。

 

2代目社長は先代の話題を嫌う

アブナイ2代目社長はとにかく先代についての話題を嫌います。

コンプレックスでしょうか。

先代の話がでると眉間にしわをよせる人が多いですね。

 

困った時は先代でもなんでも利用して乗り越えた方がいいと思いますが、コンプレックスだったり私情がでてきてしまうんですかね。

 

 

私情を抑えられない管理職についてはコチラの記事でも説明をしているので、「上司がそうだ!」という方は是非参考にしてみて下さい。

 

 

先代に頼る事は悪くありません。

2代目だってスーパーマンではなく一人の人間です。

困った時は素直に頼ればいいだけの話です。

先代がどういった立場なのかによりますが、意見を請うくらい簡単な事ですよね。

先代は先代。2代目は2代目。

別にそれでいいじゃん。

 

売上を伸ばす事に成功した2代目社長の特徴

 

僕の勤務していた会社で、2代目社長が売り上げを伸ばした時の話です。

僕自身偏見で、苦労知らずで勝手するんだろうなと想像していたのですが、結構打ち砕かれた記憶があります。

2代目でも組織を成長させている人って普通にいます

これを見ている人でもそういった会社に勤務している方多いのではないでしょうか。

 

2代目社長の下で転職を検討している方がいたら参考にしてみて下さい。

下記のような要素があれば残るべきかもしれませんよ。

 

  • とにかく先代のことを話す。
  • 素直である
  • 会社の役割分担をしっかり整備し出した

 

役職を鼻にかけることなく、人として安定しているというか。

2代目であることをしっかり自覚してできることをやっているような印象を受けました。

先代とか2代目とか関わらず、伸びる会社の要素があったような気がします。

今ブラック企業に勤務している方は自分の会社にあてはまるか参考にしてみてください。

 

成功した2代目社長は先代の話ばかりしていた

先代の話ばかりをしていたのが印象的でした。

自分は2代目である事を公言し、割り切って行っているような印象です。

先代には先代の良さがあって、2代目は色々と世の中のイメージがついていて大変だけどそれでもやれる事やっているという印象です。

印象的だったのが、事業展開です。

 

 

先代の残した会社の実績を利用して売上拡大を図っていた。

 

 

2代目社長って無茶な新規事業を立ち上げようとしますよね。

先代と異なることを誇示したいのか、まったく実績がない事業を立ち上げるのは2代目社長あるあるですね。

 

僕が所属していた企業の2代目社長は先代の事業の顧客に対して新規商材のアプローチを行っていました。

もちろんそれ以外の新規の事業も立ち上げていましたが、既存の取引先と同様の課題を持っていそうな業界にターゲットを絞っていましたので、徐々に売り上げは伸びていました。

 

先代のことを認めているからこその取り組みですよね。

新旧に固執せず、自分ができることを社員に伝達していったのでみんな納得して行動をしていたような気がします。

 

素直すぎて話しやすかった2代目社長

これは2代目先代に関わらず組織を成長させる要素かもしれませんが、かなり素直でした。

目上の方に素直という表現は適していないかもしれませんが、偉ぶらずわからないことは平社員にも聞いていましたね。

それをふまえた上で経営判断をしていました。

社員とのコミュニケーションで思い違いをしていた時もしっかり謝罪をしていましたし、社員は先代2代目とあまり関係なく接していたような社風でした。

 

そうなると社員から頻繁に意見のアウトプットがあるんですよね。

「先代の時から思っていたのですが・・」といったポジティヴな意見が出ていました。

先代だろうが2代目だろうが関係なく、とにかく会社をよくするために各々が立場をまっとうしていた気がしますね。

 

素直って大事ですよね。

就業時間と僕の上司はブラックでしたが笑

 

 

2代目社長の会社は役割分担がしっかりしていた

 

先代の社長の時からいた社員で、何をやっているのかわからない社員が結構いたのですが、2代目になってからはそういった社員が減りました。

先代の社長は自分で立ち上げた会社なので会社にも社員にも愛着があります。

2代目社員は感情ではなく建設的に組織改革していたような印象があります。

 

リストラをしていたわけではないのですが、作業の割り振りの効率化を図ったり、着任当初は頻繁に業務移管がありましたね。

 

お局社員たちは「先代の頃は~」とお決まりの文句を言っていましたが、その発言こそが生産性がないですよね。

言わずもがな、代表権は2代目に変わっていますから2代目社長のジャッジが正ですね。

順応できない方々は辞めていきました。

 

最初は文句ばかり言っていたお局でも会社が変わった事を認知し前向きに業務に行う方がいたのですが、そういった方に対してパワハラなどをせずにしっかりとサポートした2代目社長を見て結構人格者だなと思いました。

 

決して感情的でなく、俯瞰して物事を見ている方でしたね。

 

 

まとめ

一概にブラックだとはいえない2代目社長。

嫌悪する必要はありませんが、少し警戒はした方がいいかもしれません。

まとめてみます。

 

簡単に見抜く方法

法人登記簿謄本を取り寄せる

面接でさりげなく聞く

※質問意図が誤って伝わらないように注意!

 

ブラック企業化する2代目社長の特徴
  • 人材育成ができない
  • 目線が低く社員と競ってしまう
  • 偉いと勘違いしてしまう
  • 先代の話を嫌う

 

成功する2代目社長の傾向
  • 先代を利用する
  • 権力に振り回されず素直である
  • 社員の役割分担など、采配がロジカル

 

 

こんなところです。

2代目社長が今まで労働者だったとしたら、急に人を使うっていう環境に飲まれてしまう方が多いと思うので、要注意です。

何事も段階を踏んで成長していくことは大事ですね。

 

みなさんも2代目社長にはお気をつけて下さいね。

 

 

Fin

 

 

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尚、動画で触れるブラ男は下記。
ペットを愛でる距離感でご覧ください。

 

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