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吉本興業で見る社員を吊し上げたくなった時のブラック企業経営者の立ち回り方

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吉本興業で見る社員を吊し上げたくなった時のブラック企業経営者の立ち回り方

社員を吊し上げたくなった時の立ち回り方

 

本記事は下記の企業スタンスに対し意見を述べるものではありません。

下記の要素は除外し、あくまでもチームビルディングとしてのケーススタディである事を念頭においてください。

国としてのルールで、企業活動において関わる事を厳禁とされる団体・組織と関わりを持つ事。

 

 

お疲れ様です。ブラ男です。

吉本興業の話題が連日ワイドショーやネット界隈を賑わせていましたね。

記者会見も記憶に新しいです。

 

さて、私ブラ男も記者会見や事の顛末を見させて頂きました。

吉本興業の経営者陣は非常に頭が痛いのではないでしょうか。

 関係者を切る事で終わりにしたいという意図が報道や公式WEBサイトのリリースから見え隠れしています。

出来れば、社員(吉本興業と今回の当事者には雇用関係はありませんが。)をバサッと切って終わりにしたい。

でも、待ってください。

それでいいんでしょうか。

関係者を切って終わるんでしょうか。

 

記者会見の口火を経営者が切らなくてよいのでしょうか。

社員が矢面に立っていいのでしょうか。

社員から信頼がなくなるという事は非常に危険な状態だと思います。

 

 

この記事には、社員を吊し上げた際に組織に何が起きるのか、またはリスク経営者がとるとメリットがある行動などを書いています。

 

トラブルが怖くてついつい逃げてしまうブラック企業経営者は是非見て頂きたい記事となっております。

 

ブログの便宜上、今回の件のケーススタディを用いる上で芸人の立場を社員としていますが、今回の一件に関しては芸人と吉本興業の契約は雇用関係ではない事がほとんどです。

認識の混同にご注意ください。

 

 

社員と距離を取らない事

社員と距離を取らない事

今回の一件では所属している芸人が事務所の影響が及ばない所で営業に出向き、イケナイ団体から個人的に金銭を受け取ってしまった事の発覚が発端ですね。

経営者としては非常に頭が痛い問題です。(元々イケナイ団体と会社との間に関りがあったかどうかはここでは割愛します。)

事実確認のヒアリングをして、金銭は受け取ってないって言質だけサラッと芸人からとって公式WEBサイトで処分発表して終了にしたいですよね。

 

社員が失敗を起こした際。

会社として取るべき行動は下記です。

 

会社が社員へ謝罪

 

大半の企業は社員に謝罪させている事だと思います。

おそらく当事者がその上司へ謝罪していますよね。

それは筋としてわかります。

ですが、社員を追い詰めてもあまり組織にメリットがありません。

何を謝罪するのか。下記です。

 

  • 失敗に事前に気づけなかった事。
  • 体制に不備があった事。

 

もちろん社員の処分は行いますが、まずは謝罪は必要だと思います。

経営者は神ではありません。

労働者と同じ人間です。

働いてもらっているパートナーの話をフラットに聞き、問題解決の対策を練る方がメリットがあります。

 

組織って、売上ドンドン伸びている時はどこかに「負荷」が生じているもの。

伸びている時って「負荷」は見えにくいものです。

その「負荷」がパンクした時、社会に露呈します。

不祥事として露呈したその「負荷」の部分。

伸びていく売上数字に見とれて、「無理」させてはいませんでしたか?

不祥事や失態はいびつな組織を見直す絶好のタイミングだと思います。

 

怒りに任せて社員を叱っていませんか?

社員を追い詰めていませんか?

 

社員を追い詰めた時のリスクとは?という事で次項。

 

社員を追い詰めてしまうと組織に不信感が蔓延する

社員を追い詰めてしまうと組織に不信感が蔓延する

社員が失敗した時に社員を追い詰めてしまう事。

よくありますよね。

ヒアリングと言いながら個室に何回も呼び出して尋問や取り調べのように接したら本人も疲弊します。

 

上司や経営者がカッとして怒りを抑えられない余り「指導」という名目を逸脱し「無視」をしたり別件の打ち合わせ中に態度を一変させたりするのはブラック企業あるあるですね。

 

会社にとって失敗をした当事者は用なしかもしれません。

切りたい一心かもしれません。(そもそも切るという表現がおかしいですが。)

この場合、当事者に何をするかで組織として取返しのつかない状態を招きます。

 

既存社員の離職

 

当事者ではない社員の不信感を招きます。

例えば下記のような心理。

 

「今うまくいっていたとしても、失敗したらこうなるんだ・・・」

「ノーミスなんて無理だから、いずれ自分もああなるのかな・・・」

「この会社以外の収入源やもっとまともな会社に勤務しようかな。」

 

不信感って会社を信じられなくなる事ですよね。

ああ、今頑張っていても何か失敗したら切られるんだな・・・。

こういった心理が他の社員に蔓延します。

勿論失敗をした社員にも責任がありますが、結局雇っている。業務提携しているのは会社です。

そういった関係や自分のミスを棚に上げ、当事者ばかり追い詰めていると他社員から瓦解していきます。

 

 

また、弱い立場の者に味方していまうという心理学上の行動もあります。(アンダードッグ効果っていうんだって。)

追い詰めてもそれを見ている他の社員に良い影響を及ぼしません。

今回の吉本興業の一件では他の芸人から給料(芸人の場合雇用ではなく報酬金額だと思いますが。)が安すぎるという意見が噴出していましたね。

 

宮迫さんら芸人がイケナイ事をしてしまったというのはその他の方々もわかっているとは思いますが、あまりにも吊し上げが過ぎると共感してしまって一気に噴出してしまい、本来の問題とはかけ離れていってしまい別問題で言及される事になりますね。

「会社に黙って副業をしたのは、会社の給料が安いからだ!」とまでは言いませんが、話がややこしくなってしまいます。

 

社員を追い詰めるのは辞めましょう。

今回、芸人の宮迫さんとロンドンブーツ1号2号の亮さんが記者会見をする中で、「吉本興業に不信感を抱いた。怖くなった。」という発言があり、両名個人が弁護士をつけましたよね。

個人を追い詰めてしまうような行為があったのではと思います。

 

吊し上げられると組織に敵として認識されているような感覚に陥ります。

怖い。という感覚はわかりますね。

個人的に印象的な発言でした。

 

 

中間管理職を徹底的に守る事

中間管理職を守る

さて、会社の社員が失敗や失態をしてしまった際。

中間管理職である時は徹底的に守る事は重要です。

末端社員のミスでも、中間管理職本人のミスでも。

必ず守る事を心掛けた方がいいと思います。

(中間管理職のみを守って末端社員を責めるという事ではなく、あくまでもフォローする。という事ですね。)

 

理由は下記です。

 

・中間管理職をマインドや意志をチームに伝達させる事が出来る人材に育成する事が経営者のミッションであるため。

 

ブラック企業は中間管理職になると急に経営者層から追い詰められたり尋問させられたりしますが、絶対に辞めた方がいいです。

 

日々会社の方向性を決めたり市場分析したり、重役との商談をしたりする経営者層にとって現場の末端まで目が行き届くわけがありません。

だから中間管理職が存在するのです。

そんな時、経営者の意志が現場に伝達されていないと、経営者の意志とは異なる判断を現場が下す事になります。

勿論経営者は中間管理職を叱咤するため現場が困惑し、毎回経営者に指示を仰ぐようになってしまうのです。

あるあるですよね・・・。

 

最悪現場の大量離職を誘発してしまうので、中間管理職はしっかり育成した方が経営者にとってメリットがありますね。

吊し上げは育成ではありませんからね。

勿論末端社員は放置しろといっているのではなく、末端社員のフォローは中間管理職に託せばいいのです。

 

今回の一件、仮に宮迫さんを始めとした芸人を徹底的に会社がフォロー(イケナイ事はいけないですが。)したならば、吉本興業内部は2~3年後の未来、下記のような状態になったのではないでしょうか。

 

恩義を感じた当事者たちが、下の世代に会社を勝手にブランディングしてくれる状態。

具体的には、中間管理職的存在の芸人たちが次の事を後輩に話し出すイメージです。

 

「会社に救われた。」

「失態により迷惑をかけてしまったのに救われたからしっかり返していきたいと思う。」

「吉本興業の上層部はすごい方々がたくさんいるから新人でも腐らずに頑張った方がいい。」

「この会社にいれる事、胸を張った方がいい。」

 

などなど。

 

これ経営者にとってはすごく魅力的な状態だと思うんですよね。

所属してきた新人たちが事務所にいる事を誇りに感じられますよね。

マインドの醸成って中間管理職にしかできない仕事だと思うので、重要だと思います。

経営者層や組織の社内広報を中間管理職が行ってくれるわけですね。

 

 

会社にとって必要な存在になるまで、社員は頑張りまくるもんだ。

給料1円でもついてこい。

なんて時代ではもうないと思いますね。

 

 

中間管理職を失う事は組織にとって痛すぎる件

中間管理職がいなくなると痛手である

さて、中間管理職を失う事でどんなリスクがあるのか。

下記です。

主に新人に影響力を及ぼします。

 

  • 新人育成が困難になる
  • 新人の離職率が上がる
  • 現場に人がいなくなる

 

中間管理職を追い詰めてばかりだと、当然ですが中間管理職も離職します。

すると、新人を育成する人間が不在になり、末端の社員が混乱し、離職します。

結果現場に人がいなくなります。

 

 

吉本興業の場合ですと、新人の育成はマネージャーなどが行っているかと思います。

マネージャー陣も非常に優秀な方々が多くいらっしゃると思いますが、マネージャーはあくまでもマネージャーです。

 

先輩の芸人との会食でもらえる助言や、中間管理職的な芸人につなげてもらい、大御所芸人と話す機会があったり、番組を共にする中で芸は磨かれていくのではないでしょうか。

中間管理職的な存在を一気に切ってしまう事は、長期的に見て組織に大打撃だと思います。

 

 

本記事は下記の企業スタンスに対し意見を述べるものではありません。

下記の要素は除外し、あくまでもチームビルディングとしてのケーススタディである事を念頭においてください。

国としてのルールで、企業活動において関わる事を厳禁とされる団体・組織と関わりを持つ事。

 

 

体裁を気にしない

体裁を気にしない

社員が失態を起こしてしまった時。

経営者として真っ先に思い浮かべるのは顧客などの社外関係ではないでしょうか。

ほとんどのブラック企業経営者は社内には高圧的で、社外にはニコニコですね。

 

社外が気になるのは仕方ありませんが、一旦社内を見た方がいいですね。

僕はいろんなブラック企業を見てきましたが、社員が大きな失敗した時にはこぞって経営者は当事者を叩きます。

現に僕も吊し上げにあった事もあります。

 

重要なのは当事者を叱咤する事ではなく、何故その失敗が起きたのか。

会社はどう変わる必要があるのかを考える事だと思います。

 

下記のような社員を量産するインナーブランディングのいい機会だと思います。

 

その会社で働き続けたい。

失敗してしまったけれど、挽回しよう。

 

 

組織の運用方法改善で再発防止策があったりしたら失敗が組織の進化につながりますよね。

何より、社員が働きたいって思ってくれるって会社にとって財産ですよね。

失敗をしない人間はいませんし。

目的は「組織力の強化」だと思います。

 

社外の体裁ばかりを気にしていたら、経営者が失敗ばかりに目が行ってしまって組織体制の構築どころではないと思います。

失敗に目が行く事も重要ですが、経営者としては組織体制の構築がミッションですよね。

体裁を気にしていると、対応が後手に回り、気づいたら社内が空中分解していたなんて事もあり得ますよ。

 

 

今回の吉本興業の一件で唯一僕が気になる事

今回の一件で気になる事

今では少し落ち着いた吉本興業の一件。

今回の件で、ひとつだけ気になる事があります。

 

記者会見が、代表する経営者層でなく芸人から始まった事。

 

雨上がりの宮迫さんとロンドンブーツ1号2号の亮さんで記者会見が最初に行われました。

不祥事があった際、すぐに事務所公式サイトでは該当芸人の契約解消の文書が発表されましたが、記者会見が始まったのは芸人の立場である方からでした。

 

ここだけは違和感があり、どうしても会社としての対応を後手を踏むしかなくなってしまうのではないかと思います。

経営者は、責任と取るために存在します。

責任が発生するからこそ、経営者は組織構築に本気になるのです。

 

ブラック企業ではよく、当事者社員を矢面に立たせる事で組織としての責任を回避しようとする傾向がありますが、リスクしかないようにも思えます。

そもそもその社員が属しているのは「その経営者が運用する組織」です。

公の場で発言していいよ。と許可したのは経営者です。

社員の発言も組織の発言のため、経営者の発言と同義ととられても仕方ないとは思います。

 

雨上がりの宮迫さんとロンドンブーツ1号2号の亮さんから記者会見が行われる事で、世間は「内部崩壊」や「軋轢」を感じ取れてしまいますし・・・。

 

少し話が逸れますが、現に記者会見を初めに行った両名は世間体などは関係なく、それ以外の何かを守るために公の場に出てきているような印象を受けました。

体裁などではなく、本当に伝えたい事がある方の発言は力強いですね。

 

 

社員の帰属意識はお金で買えない

帰属意識はお金で買えない

ブラック企業は本当に社員を吊し上げます。

社員のミスは社員のせい。

社員の成功は会社のネームバリューにつなげる。

そんな会社が本当に多いです。

そのような対応をする度に、社員の帰属意識を失っていきます。

 

社員の帰属意識って日々の関係の中で蓄積されていくものなので、お金で買えません。

また、SNSの発展により組織ではなく個人が力を持っていく事が明白であるこれからの時代。

帰属意識を醸成する事が非常に難しくなっていきます。

帰属意識がなくなると下記のようなポジションで働く社員がいなくなります。

 

 

・自分のためではなく会社の利益のために働く社員。

・新規事業の収益化といった「会社の繁栄」に大きく関わっているポジション。

 

帰属意識がなくなると会社の繁栄なんて二の次になりますよね。

上記2つの要素で該当社員がいない会社は伸びていけないと思います。

みんな責任だけ気にして業務なんてなあなあですよ。

 

 

また、ノウハウだけ身に着けて離職する社員が増加するので、ノウハウが蓄積されないのも致命的ですね。

 

会社はずっと社員に勤めてほしいけど、社員は会社を利用しようと思っている。

帰属意識が当然の時代を過ごしていた経営者層は納得がいかない。

社員が会社を利用するというなら会社も利用したいとの一心で、やっきになって長時間労働でコキ使い出す。

はい。ブラック企業の出来上がり。

帰属意識がなくなるとブラック企業が増加するのでは・・・。

 

 

帰属意識がない社員を持つ経営者は結構ヤバイ時代になってきた件

帰属意識がない社員を持つ経営者は結構ヤバイ時代になってきた件

昔は組織をクビになったらもうやっていけないから、とにかく従うっていうのが定石でしたよね。

多少社員に無理をいっても社員はついてきていましたね。

帰属意識の醸成が不必要だったんですね。

組織に属さないと生きていけないんですから。

 

お笑い芸人なんかだと、かなりそれは顕著で。

昔は業界内でいられなくなるようなリスクがありますよね。

 

今は大分状況が変わり、SNSやネットが普及しているのでタレント性が高い場合はすぐに個人で有名になったり稼げちゃいます。

最近僕がYoutubeを見ていて、良い例があったので下記に記載します。

NSC17期生の「ガーリィレコード」というお笑いコンビ。

 

 

▼ガーリィレコードチャンネル「マジックを見せる藤原竜也」

 

NSC17期生であるにも関わらず、チャンネル登録者数が55万人(2019年7月現在)を突破しています。

すごい知名度ですね。

動画も面白く、かなり笑えます。

本来であれば下積みをしている年数だと思うのですが、もうすでにかなり有名です。

組織に属さなくてもYoutubeというプラットフォーム上で有名になったという事例は組織と個人の関係を変えるには十分な事例だと思います。

 

 

Youtube上での収入も事務所と配分していると思いますが、事務所をクビになって一からチャンネルを立ち上げたとしても知名度と芸は残るので、組織に依存する必要もありませんよね。

最近ではタレントのSNS進出は勿論、社会人の方々もYoutuberとして稼いでいる事例が相次いでいるので、組織に依存しなくても生活できる時代がもうすぐそこまで来ていますね。

 

 

 

ま・と・め

ま・と・め

さて、色々と脱線してしまったのでまとめましょう。

 

課題

社員が失敗をしてしまった。経営者の立ち回り方とは。

 

対応コンセプト

社員が失敗してしまった時こそ組織として進化するチャンス

 

対策

▼社員と距離を取らない事

-むしろ早期発見できなかった事を経営者が謝罪する

 ▼中間管理職をはじめとする社員を徹底的に守る事

-離職が横行する組織だけは避ける

▼体裁は気にしない

-組織が崩壊しなければ顧客は戻ってくる

 

 

おまけ

社員の帰属意識はお金では買えません。

 

個人的に僕はお笑いが好きなので、今回の一件で退屈な業界になってしまわないか心配です。

吉本興業の方々は今は大変かと思いますが、組織として落ち着くといいですね。

 

 オワリ

 

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尚、動画で触れるブラ男は下記。
ペットを愛でる距離感でご覧ください。

 

YOUTUBEはコチラ

 

 

 

 

 

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こんにちは。ブラ男と申します。 お察しの通り、ブラック企業に転職してみた系男子、略して「ブラ男」です。「絶対コレホワイト企業っしょwww」って自信満々にブラック企業に突っ込んでったアナタの友人に、ハンカチの変わりにそっと差し出せるようなブログを目指しています。担当職種を聞かれてパッと言えないのが最近の悩みです。30代男性。フォローする @brao_brao_brao

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