営業嫌いな僕が営業のやりがいを紹介する【絶対に選ばない方が良い】
お疲れ様です。
ブラ男です。
僕が営業職を選択してから10年が経ちました。(法人です。)
皆さんは営業職ってどんなイメージですか?
長時間労働で、頭ペコペコ下げて、深夜遅くまで怒られて、売り上げが出ないとクビの恐怖が付きまとって・・・。
アタリ。
まじでそう。
本当にそうだよ。
絶対に就いてはいけない職種ナンバーワンだと僕は思っています。
ちなみに、最近もよく聞く下記のやりがい。
僭越ながら一言言いたい。
- コミュニケーションとれるのは営業職だけ!
- コミュニケーション能力まじで高まる〜!
- 社外の人と話せるのは営業職の醍醐味!
- 人が好き!
- 社会貢献!
- 頭の回転早くなる!
- 自分が成長したかどうかがわかる!
- 仕事の成果が明確!
- 顧客最前線♪
上記、全部営業職じゃなくてもできるから。
新卒のみんなは絶対に騙されない方がいいよ。
もう一度言うよ。
上記は営業職じゃなくても実現します。
(仕事の成果なんて曖昧なのがいいですよね。)
ああ、営業じゃなくてもできるんだろうなってわかっていたよ、うすうす。
大学の友達はマーケッターになって何故か海外飛び回ってるし。
高校時代頭の回転が遅かった(すみません)友達は起業して頭しか回転してないし。
その頃、僕は名刺破かれながら飛び込み営業していたよ。
僕の横でシュレッダーが回転してた。
(初対面の人に名刺破かれるのはキツイ。)
もし今、自分の赤ちゃんだった時代にタイムスリップできるなら、赤ん坊の自分の耳元で営業職だけはやめとけと囁くね。
間違いなく。
と、ここまで言うほど。
比較的営業職が嫌いな経験10年の僕がやりがいを感じた話をご紹介しますという記事です。
社員の自尊心を高める事が出来るのは営業職のやりがい
前置きで散々営業職をディスってしまったので、結論を書きます。
営業経験10年の僕が思う、営業職のやりがいとは。
下記。
自社に勤務している社員の自尊心を高める事ができる職種。
営業職のやりがいって収入が増える事でも、自分のスキルがつく事ではないんです。(それって他の職種でもできます)
社員の自尊心を高める事ができるんです、営業は。
つまり、社員が自分の会社に誇りを持てる状態って事。
営業でどうやるのかって?
下記の企業との取引開始を狙ってみよう。
- 超超超超超大手企業
- 今をときめく話題のアノ企業
ネームバリューのある会社との取引って意外なもので社内に波及します。
「エッ!ウチってバッチバチの中小零細企業だと思っていたけど実はすごいんじゃ・・・・。」
「転職考えていたけどなんかすごい会社なのかもしれない・・・もう少しいよう・・・」
「あ、あのオシャレ企業で有名な〇〇社が弊社と取引って事は実は我が社ってオシャレなんじゃ・・・。」
こう思ってくれる社員が意外といます。(最後のは多分ない。)
あまりにも大手企業ですと人数が多いので感じる機会は少ないです。
中小企業からベンチャー企業あたりが一番いいかもしれません。
誰だって承認欲求がある
自分の親友や彼氏彼女が成功したら嬉しくないですか?
我が子が褒められたら自分の事のように嬉しくないですか?(僕、我が子いないから知らんけど)
人には承認欲求と言うものがありますね。
認められると嬉しいってやつ。
自分が勤務している会社が超超超大手企業と取引してくれたら。
なんか自分が勤務している会社が社会から認められた感満載ですよね。
これが多分、自尊心高まる!の正体。
もっとシンプルにいうと、胸張れるって事。
営業は、時事に詳しくてもダメ。
人懐っこいだけじゃダメ。
下記を一番知っている人間じゃないとダメなんです。
勤務している会社の事。
実績や沿革。
どういう過ごし方をして、どのような経験があるのか。
何ができるのか。
今までの積み重ね、全て把握していないといけません。
顧客と自社の仲介人が営業職。
取引や売上が増加するのは、社会に認められた証です。(勿論抵触は除く)
自分が勤務している会社を客観的にとらえて、付加価値をつける存在。
オフィスの中にいては絶対に気づかない強みに気づかないといけません。
「営業はいいワヨネー。外出できて。いい天気ネ、ブラ男くん、今日どこの喫茶店イクの?」
過去僕にこう言い放った内勤の方々。
営業はね、社内を俯瞰するためにあえて外出しているんですよ。(オススメの喫茶店はテラス席があるところです。)
超超超有名な難攻不落のクライアントを開拓したら会社が変わった体験談
僕が24歳の時。
よくあるブラック中小企業に勤務していた僕。
どんよりした空気感で、オフィスはしーんとしていて長時間労働デフォ。
まさにブラック企業。
でも当時は今に比べれば結構営業活動が楽しかったかもしれない。
ピュアというやつ。
ピュアでも営業活動がルーティン化して飽き始めていて。
どれくらい飽き始めていたかというと。
飛び込み営業してきますっていって1日で100枚の名刺集めて1日20枚ずつ報告すれば週休6日やんとか意味不明な事を考え始めていたくらい。
このままじゃなんかイカンと思って。
誰でも知ってるけど誰も思いつかないクライアント開拓しようと思って。
そのクライアントのビルの前で三転倒立とかしてたら警備員が駆け付けてくるレベルのクライアントを1社見つけて。
(三転倒立はしていないけど本当に厳重。警備会社なんじゃないかと思うほど当時は警備員がいた。飛び込み営業なんてもっての他。)
最初は喫茶店からWEBサイトを眺めていただけだったのが、営業活動していたら段々とそのオフィスに近づいていって。
たまに遠のいて。
飛び込み営業してみたら警備員に怒られて。
そんな事を1年繰り返してたらやっとキーマンに会える事に。
どうせただの挨拶アポ(コンニチワって言うだけの軽い訪問)だと思っていたら実はプレゼンで。
8名くらいゾロゾロ出てきて嘔吐しそうになりながら1年がかりでたった一人で開拓した時。
売上も中小企業の案件で相対的に見たら相当なものになった。
残念ながら僕は当時自社の繁栄にはあまり興味がなく、楽しい営業活動のうちの1社だった。
石油掘り当てた人ってこんな感じなんだろうなって鼻ほじりながら上司にこれから定時で帰っていいか聞いていました。
でも、やっぱり嬉しかったのが、クライアントのサイズ感に周囲がざわついていた事。
まさかこんな小僧寿しチェーンが新規開拓するなんて!こんな人材どこで!(ハローワーク)
いつも暗かったオフィスが少し明るくなった気がしたのは結構嬉しかったのを覚えています。
すみません、定時退社が嬉しかった記憶をすり替えて美化しているかもしれません。すみません。
でも、その取引実績で明確に当時の会社は変わりました。
- 普段、社長の悪口ばかりの業務運営部が同業同士の会合で実績を得意げに話していた。
- 営業職のキラートークの実績になった。
- 取引実績を出すと協力会社様との条件がスムーズに纏まった。
- 合コン大連敗中の先輩が僕の実績を使いやがって1勝した。
- 事務職の人にオススメの喫茶店を聞かれなくなった。
まあこんなところです。
事務職と先輩はさておき。
なんか会社が活発になった気がしたんですよね。
自分が本当に社会貢献している気分になりました。
一番驚いたのが、当時の社長の奥さんに御礼を言われた事。
夜間、急に社長に応接室に呼び出されて、テラス席の件かと思ってクビを覚悟した時。
応接室に入ると見た事もない女性がいたから、社長弁護士連れてきやがったと思って黙秘権使用する僕。
弁護士っぽい女性は会社立ち上げを手伝っていたらしく、当時の事を話し始めて。
なんか神妙な空気になってきちゃってああこれもう絶対クビだわと思ったんです。
苦労話はわかったから書面早よラクにしてくれと汗だくで相変わらず黙秘権の僕。
何分経過したかわからないけど僕の指紋がふやけるほど手汗かいてて。
その女性がありがとうございますと僕に言った時にコレ弁護士じゃねえなってやっと気づいて。
あまり記憶ないんだけれど、その後に続く弁護士改め社長夫人の口上から察するに。
設立当初は闇に紛れて忍び寄ってきたような顧客しかいなかったけど、やっと社会的に認められた気がした。
と、こんな感じ(知らんけど。)
さすがに、弁護士と勘違いして黙秘権を行使してた僕には話の詳細は聞き取れなかったけど、社長夫人と認識して改めてその女性の表情を見てこう思いました。
僕の新規開拓は売上増加だけでなく、いろんな立場の人の役に立ったかもしれない。
- 社長や社員の自尊心。
- 営業の売りやすさ向上。
- ハイクオリティな協力会社様との取引
- 会社に関わる人の家族の安心。
- 運よく顧客も感謝してくれた。
ブラック企業で大型案件獲得すると必ず誰かが長時間労働でパンクして不幸せになるのに。
この時ばかりはみんなの役に立っていたと思います。
社内の人が絶対に成功させたいって求めてくれるような案件を獲得してくるのが営業職の仕事なのかもしれません。
この体験をして。
なんかノルマ達成の有無とか、そんな話凄く小さい話に感じたのです。
営業職に魅力を感じている人は絶対に広報やった方がいいよ
営業職を10年やってみてハッキリ言えます。
営業職、絶対辞めた方がいいです。
ムリして体壊すしいい事ない。
この記事の僕の体験談、昇給してませんからね?
ブラックですよ。
1万件テレアポしても1回だけですよ?
売りやすい製品なら超ホワイト!とかたまに見ますが、営業職だけは絶対に辞めた方がいいです。
顧客になってもいないのに求職者の立場から売りやすいかどうかなんて正直わかりませんよ。
僕の体験談で終わっても仕方ないので。
どうしても営業職をしたい貴方へ、下記をオススメします。
広報をやろう。
理由としては、社内外へ自社のアピールをする部署。
本記事で述べている「やりがい」と、観点が似ているんです。
ノルマに追われている営業と比較し広報は視座が高いです。
サービスの一端を見るのではなく、社会的に見た自社の価値を理想の状態に近づけていく仕事は、大変だけどとってもやりがいがあります。(知らんけど。僕ほぼ営業だし。)
広報の方に営業を行っていた経験があるのですが、中堅以上の企業の方々は比較的みんな定時退社で楽しそうでしたよ。(たぶん)
僕がこの記事で言いたい事はひとつだけです。
ココがポイント
悪い事は言わない。営業職だけは辞めた方がいい。
何回も言うぞ。営業職だけは辞めた方が良い(まとめ)
さて、まとめましょうか。
下記です。
- 営業職のやりがい?そんなものないです。
- 体調壊す仕事なんて絶対やっちゃいけない。
- 営業職だけは辞めた方がいい。
すみません。ちゃんとまとめます。
気を取り直して下記。
- コミュニケーションとれるのは営業職だけ!
- コミュニケーション能力まじで高まる〜!
- 社外の人と話せるのは営業職の醍醐味!
- 人が好きッ!
- 社会貢献!
- 頭の回転早くなる!
- 自分が成長したかどうかがわかる!
- 仕事の成果が明確ゥ〜!
- 顧客最前線―ッ♪
自社に勤務している社員の自尊心を高める事ができる。(稀に)
社内の人が絶対に成功させたいって求めてくれるような案件を受注してくる
例えば?
- 超超超超超大手企業の開拓
- 今をときめく話題のアノ企業との取引
- 社員の憧れの案件 etc…
営業ではなく広報でも多分できます。
この記事を見ている人は、営業職のやりがいが知りたい方と見た。
営業職が楽しいなんて誰が言ったのか。
ホント、辛いよ☆
失礼します。
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尚、動画で触れるブラ男は下記。
ペットを愛でる距離感でご覧ください。